【福島】聖光学院・山浅龍之介捕手、チーム初安打が公式戦1号

3回無死、右翼へ先制ソロ本塁打を放ち笑顔を見せる聖光学院・山浅龍之介(中央)
3回無死、右翼へ先制ソロ本塁打を放ち笑顔を見せる聖光学院・山浅龍之介(中央)
6回無死一、三塁、左前適時打を放つ聖光学院・坂本寅泰
6回無死一、三塁、左前適時打を放つ聖光学院・坂本寅泰

◆第103回全国高校野球選手権福島大会▽3回戦 聖光学院5-2帝京安積(15日・ヨーク開成山)

 福島3回戦では14連覇を狙う聖光学院が5―2で帝京安積に勝利。8番・山浅龍之介捕手(2年)が先制弾を放つなど活躍した。

 伏兵の一撃が嫌な流れを払拭(ふっしょく)した。0―0の3回無死、8番・山浅は内角高めのストレートを強打し、高く舞い上がった白球が右翼スタンドで弾んだ。公式戦自身初本塁打は、この試合のチーム1安打目、先制点だった。本塁へ生還し、「序盤の攻撃は良い当たりが相手の正面にいったり、流れが悪いと感じていた。内角はあまり得意じゃないけどうまく反応できた」と笑顔がはじけた。

 打線は相手投手のインコース攻めに苦戦し、5回まで2安打に抑えられていたが、1―0の6回に5安打を集中させて4得点。3年生主体のチームの中、2年生で唯一の先発出場の山浅は捕手としても3年生3投手をリード。「先輩たちは、優しいお兄ちゃんの様な存在。春と比べて、言葉を交わさなくても、共通理解を持って配球ができるようになっています」。7回と9回に1点ずつ返されたものの、危なげなく逃げ切った。

 秋田県由利本荘市出身だが、中学時代は楽天シニアでプレーするため宮城で生活し、高校は「人生の勝負がしたい」と福島の強豪を選んだ。14連覇を目指す今大会、「先は見ていない。目の前の一戦一戦に勝利していく」と隙を見せずに戦い抜くことを誓った。(小林 泰斗)

3回無死、右翼へ先制ソロ本塁打を放ち笑顔を見せる聖光学院・山浅龍之介(中央)
6回無死一、三塁、左前適時打を放つ聖光学院・坂本寅泰
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