金村義明氏、オリックス躍進に驚きなし 潜在能力の高かったチームがうまく機能…パ前半戦総括

オリックス躍進の立役者の一人、杉本裕太郎
オリックス躍進の立役者の一人、杉本裕太郎

 プロ野球は14日の全6試合をもって前半戦を終了した。セ・リーグは阪神が首位を走り2ゲーム差で巨人が追う展開。パ・リーグはオリックスが楽天に1・5差をつけて首位に立ち“乱パ”の様相を漂わせた。パの戦いぶりをスポーツ報知野球評論家の金村義明氏(57)が総括した。

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 オリックスの躍進に驚きはない。昨季途中に中嶋監督が2軍から昇格し、垣根を取っ払ってレギュラーを作り直したことが大きい。杉本、紅林らを抜てきし、逆に実績あるジョーンズはスタメンから外した。山本、山岡、田嶋ら先発陣の潜在能力の高かったチームがうまく機能し始めた印象だ。

 ベンチではカープ出身の水本ヘッドや辻打撃コーチが死ぬほど声を出して、活気が生まれている。ラベロ、スパークマンの新外国人が戦力になれば、独走態勢を築く可能性もある。

 楽天も戦力的にはリーグ随一を誇っている。巨人から炭谷を獲得したことで、実績十分の先発陣には追い風になるだろう。田中将もシーズン序盤より状態が上がってきたし、まだまだチームに伸びしろを感じる。外国人野手が機能していないのが不安材料か。

 ロッテは後半戦のダークホースだ。日本野球に慣れているマーティン、レアードが打線の軸となり、そこに若い選手が成長してきた。安田、藤原がもうひと皮むければおもしろい。オリックスに6勝4敗3分けと勝ち越しているのもプラス材料だ。

 ソフトバンクは戦力的に過渡期を迎えた。森が離脱し、松田、今宮ら主力の状態も上がらなかった。ただ、三森、真砂ら楽しみな若手も多く、五輪予選で抜けていたキューバ勢も復帰し始めた。戦力整備が進めば、優勝戦線に絡んでくることは間違いない。

 西武も投手陣の整備が進めば、上位をうかがうチャンスはあるはずだ。日本ハムは中田のスランプ、故障が暗い影を落とした。浅間、野村らがポジションをつかみつつあることが唯一の明るい材料と言える。

 4位のホークスまでが4ゲーム差にひしめく混戦で、後半戦もつぶし合いが予想される。オリックスに勢いを感じるが、V争い、CS争いともに目が離せない。(スポーツ報知評論家・金村義明)

パ順位の推移
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