【ヒルマニア】ゲレロ最年少MVP 2012年のカブレラは前半戦9本差はね返し三冠王となったが

スポーツ報知
1番・指名打者、先発投手としてスタメン出場した大谷翔平(ロイター)

◆米大リーグ オールスター戦 ナ・リーグ2―5ア・リーグ(13日・デンバー=クアーズ・フィールド)

 ブルージェイズのV・ゲレロ内野手(22)が3回の特大アーチ含む2打点でMVPを受賞した。現在、本塁打で大谷に5本差をつけられているが、打率、打点はリーグトップ。3冠王も狙えるスラッガーと大谷のマッチレースの様相を呈する本塁打王争いも含め、ヒルマニアこと蛭間豊章記者がゲレロの周辺を分析した。

 大谷が主役だった2021年のオールスター戦、最後にヒーローの座を奪ったのはゲレロだった。3回、打球は初速177キロで飛び出しクアーズ・フィールドの左中間最上段、飛距離143メートルの特大アーチとなった。父親のゲレロ・シニアもエンゼルス時代の06年に本塁打を放っており、ボンズ、グリフィーに次いで史上3組目の“球宴親子アーチ”。

 5回にも三塁走者をかえす内野ゴロを放って3打数1安打2打点。父親も獲得できなかったMVP受賞は、92年グリフィーの22歳236日を塗り替える22歳119日での受賞となった。また、この一発が1933年の第1回でのベーブ・ルースの1号アーチから通算200号となった。

 ゲレロは「父もプレーしたオールスター戦で最高の気分。大谷がMVPを取ると思っていたのに」と笑った。そして「この賞を父にささげます」という感謝のコメントがファンの感動を誘った。

 MLB公式ページには3歳の時のジュニアとオールスター戦に出場した父親との写真が掲載されている。父親は米球宴9度出場、通算449本塁打に加え3割1分8厘の高打率で野球殿堂入りした。父のようにシャープな動きを保とうと、このオフに昨年まで127キロもあった体重を19キロも落としてシーズンを迎えた。大谷との本塁打数ばかりクローズアップされているものの、打率3割3分2厘と73打点はリーグトップだ。

 2年前に91本もの本数を放ったホームランダービーは「リフレッシュして後半戦を迎えたい」として欠場したが、本戦では見事にファンの期待に応えた。

 メジャー直近の3冠王は12年タイガースのカブレラ。彼は前半戦の打率と打点は上位5人に入っていたが、本塁打はトップに9本差の18本。それを後半戦は、75試合で26本放って一気に逆転し3冠王となった。

 大谷がこのまま逃げ切るのかゲレロが逆転するのか、後半戦2人の本塁打王争いは見逃せない。(ベースボール・アナリスト 蛭間豊章)

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