二木芳人客員教授 都内新規感染者の半数は20~30代

スポーツ報知
二木芳人特任教授

 全国的な傾向を見れば、高齢者へのワクチン接種の効果が徐々に見え始めているのではないか。都内では新規感染者の約半数は20~30代が占め、重症者数は春から50~80人台が続いている。高齢者の重症化は防げつつあるが、ワクチン未接種の人が多い40~50代で重症患者が増加する可能性がある。一時期、大阪府内で医療提供体制がひっ迫して危機的な状況になった。やはり感染者数が急増するような事態は避けなくてはならない。

 最近、欧米でスポーツを観戦する観客がマスク着用をしていない場面がみられるが、日本の医療体制などを考慮すればすぐに『ノーマスクOK』という対応を取ることは難しいだろう。しばらくは感染対策を行うべきだし、新型コロナウイルスについての丁寧な分析を続けていく必要がある。(談)

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