◆第103回全国高校野球選手権兵庫大会 ▽2回戦 市尼崎11―1伊丹西=5回コールド=(14日・ベイコム)
阪神・佐藤輝明内野手2世と呼ばれる市尼崎の米山航平左翼手(3年)が初戦に臨み、1打数無安打3四死球で勝利に貢献した。「打つだけじゃなく、チームの勝利にプラスになる攻撃がしたかった。四球と死球で出塁できたのはよかった」と、前向きに捉えた。
この日は、最多3人態勢の巨人、阪神、広島、オリックス、日本ハムの5球団が188センチ、95キロの大器を視察。快音は聞かれなかったものの、巨人の岸スカウトは「スラッガータイプ。これだけ振れる高校生はなかなかいない。体形が佐藤輝(187センチ、94キロ)に似ているし、足も速い。こういう選手はなかなか出て来ない。ロマンがある」と評価した。
仁川学院高時代の佐藤輝を知る阪神・熊野スカウトは「佐藤輝の方が体は細かった。足が速く、馬力もある。高校時点でのパワー、体つきは米山の方が上。ただ、佐藤輝の方が柔らかさがあった」と、次戦以降の活躍に期待していた。