【東東京】青山学院・中山脩悟、父・中山秀征の目の前で6安打完封「父に勝ったよって伝えたいです」

スポーツ報知
完封勝利し、ガッツポーズで喜ぶ青山学院・中山脩悟投手

◆第103回全国高校野球選手権東東京大会 ▽2回戦 青山学院2―0立志舎(13日・駒沢)

 東東京では、タレント・中山秀征(53)の次男で、青山学院のエース・中山脩悟(3年)が観戦する父の前で6安打完封勝利を挙げた。

 最後の一球を投じると、力強く右拳を挙げ、そして、ほえた。青山学院のエース右腕・中山脩は気迫のこもった投球で6安打完封。「試合ができたことも、勝てたことも本当にうれしいです。父に勝ったよって伝えたいです」。スタンドで観戦していた人気タレントの父・中山秀征に、コロナで失った昨夏を取り返す勝利を届けた。

 2年分の思いが詰まった勝利だ。コロナ禍で迎えた昨夏の代替大会は、学校の判断で出場辞退を強いられた。「出られると思って練習していたので悔しかった。でもこれは誰の責任でもない。上を向いていこうとチームを引っ張ってきました」。1学年上の先輩は不在。1年秋から主将を務めてきた男は、悔しさを内に秘め、この日のために努力を重ねてきた。

 スタンドには、同じように拳を突き上げる父の姿があった。秀征さんは「昨年は大会を辞退して練習も思うようにできず、本当にかわいそうだった」と当時を振り返る。そして、「でも、『必ずつらい思いをした分、いいことがあるから腐らずに頑張れ! 野球の神様が導いてくれるはず』と励ましたんです」と明かした。父の言葉は、息子の背中を確かに押した。

 父だけでなく、母・白城あやかも元宝塚女優。小学校から青学育ちという華やかな経歴の持ち主だが、最速138キロを投げる本格派右腕だ。チームに対する思いも人一倍強く、この日も捕手前に転がった打球を一塁に頭から飛び込んで内野安打にし、チームをけん引した。「9人で勝っていくのが青学の野球。それを貫いていきたい」。2年ぶりの夏は、まだまだ始まったばかりだ。(水上 智恵)

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