二刀流生みの親・栗山英樹監督が明かす大谷翔平 日本ハム2年目の夏まで門限知らなかった

スポーツ報知
13年入団1年目、大谷(左)と話す栗山監督

 エンゼルスの大谷翔平投手(27)が12日(日本時間13日)にいよいよ日本人選手初となるホームランダービー、13日(同14日)には球宴に出場する。二刀流の生みの親、日本ハムの栗山英樹監督(60)に、大谷の成長ぶりについて聞いた。

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 二刀流の礎を作った栗山監督は、米挑戦4年目の爆発をどう見ているのか。

 「(19年に左膝を手術した)足も、(18年にトミー・ジョン手術を受けた)右肘も、しっかり準備し臨めるシーズン。体が万全で、好きなことが思い切りやれる状態になったことが大きい。本当に全力で野球できるのは、今年だと思っていたよ」

 松井秀喜氏の日本人シーズン最多31本を更新し、両リーグトップを独走中だ。

 「いつかはこういう数字が残ると思っていた。今は打者中心で日程が組まれているよね。DHの体の負担がどこまであるか。逆に言えば、DHなら(二刀流が)できる証明になっている。ただ、シーズンが終わる時にどうなっているか。3年スパンくらいで、どういう負担が体にくるかは見ていかないとね」

 日本ハム時代は、外食をするにも監督へ報告を義務づけていた。忘れられないのは2年目の14年7月9日の楽天戦(コボスタ宮城)。球団記録タイの16奪三振。9回1失点で完投した大谷から試合後に連絡が来た。

 「仙台にいた(花巻東の)同期と『食事行ってもいいですか?』って。OKしたけど、『すみません、門限何時ですか?』って聞いてきたよ(笑い)。要するに、外に遊びに出る感覚がない。2年目の夏まで、門限があるかないかも分かってなかったんだよね」

 クリスマスイブの夜も、合宿所で1人打撃練習していたのは有名な逸話。

 「価値観って大事。『野球で活躍するのが人生で一番楽しいこと、遊んでいても面白くないし』って感覚を当時から持っていたから」

 史上初の二刀流での球宴出場も控える。完成形に近づくまな弟子への今後の期待は。

 「数字はどうでもいいな。1年間元気で野球をやってくれれば、日本でやっていた以上に必ず数字は残るから。完成しちゃダメだよ。どこに行くのか分からないから面白い。それが『大谷翔平』よ」(取材・構成 秦 雄太郎)

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