田辺騎手が地元福島でJRA通算1000勝決める 「デビューした頃は想像できなかった」

スポーツ報知
地元福島でJRA通算1000勝を狙う田辺

 JRAの田辺裕信騎手=美浦・フリー=は、先週土曜の福島メインの阿武隈Sを制すなど2勝を積み上げ、JRA通算1000勝まであと「2」まで迫った。故郷・福島での開催は、2月に起こった福島県沖地震の余波で残念ながら無観客に。それでも開幕を待ちわびていた37歳の記録達成への思いは熱かった。

 デビュー20年目。普段は軽快で歯切れのいいコメントをする田辺騎手だが、節目の勝利に向けては表情を引き締めた。「1000という数字はとても大きな意味がある。デビューした頃の僕には想像できなかった」。デビューした02年は8勝。東日本大震災が起こった11年にキャリアハイとなる88勝を挙げると、13年にも自己最多に並ぶ88勝。その後もコンスタントに勝ち星を積み重ねながら、ついに1000勝の大台が見えてきた。「やっぱり1000勝はひと区切りだと思っています」。目標としていた数字を目前にして気持ちを新たにしていた。

 福島は昨夏に開催リーディングを獲得するなど相性のいい競馬場。「やっぱり地元の福島で達成したいですか」とたずねると、「よく聞かれるけど、どこの競馬場でもいいから達成したかったですけどね」と笑顔で返した37歳だが、故郷への思い入れは強い。「福島で競馬をやれて本当に良かったですね。中山で行う代替案もありましたし」。2月13日に発生した福島県沖の大地震の影響で、福島競馬場は天井パネルが崩落するなど甚大な被害を受け、春の開催を見送った。残念ながら夏も無観客となってしまったが、いよいよ今週末(17、18日)が地元開催ラストウィーク。快挙達成をみちのくファンもきっと待っているはずだ。

(中央競馬担当・石行 佑介)

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