【秋田】明桜・風間球打はドラ1の逸材!巨人スカウト「今年のドラフト12人に入る」初戦いきなり153キロ7回12K

力投する明桜の風間
力投する明桜の風間

◆第103回全国高校野球選手権秋田大会 ▽2回戦 明桜4―0能代(11日・こまちスタジアム)

 秋田では、明桜の153キロ右腕・風間球打(きゅうた、3年)が7回2安打12奪三振無失点と好投。変化球中心の投球からピンチで150キロ台を連発する姿に、視察に訪れた11球団のスカウトからは「全国トップクラスの投手」と絶賛の声が聞かれた。

 ドラフト上位候補の評判どおりの快投だった。明桜・風間は140キロ台中盤の直球でカウントを稼ぎ、変化球を決め球に無失点投球を続けていたが、得点圏に走者を置いた4回、一気にギアを上げた。1死二塁、まずは148キロの直球で三振に。次の打者には150キロ超えを連発し、最後は自己最速タイの153キロで空振りを奪って2者連続三振。1死満塁の5回も、「ここで打たれたら、そこまでのピッチャー」と奮い立って150キロ超えを3度マークし、切り抜けた。7回2安打12奪三振の内容で、楽天を除く11球団のスカウト陣をうならせた。

 速球派右腕を攻略しようと、秋田勢は徹底的に対策を練っている。能代も150キロの打撃マシン相手に振り込んできた。相手の狙いを読み切った風間は「真っすぐを張られていた中で、いろんな球種を使って抑えようとした」。4種類の変化球を駆使し、計12三振のうち7つを変化球で奪った。

 昨秋まで投球スタイルは直球主体だったが、冬にカーブとチェンジアップを習得。県制覇した今春は、変化球主体の攻めを公式戦マウンドで磨き、投球の幅を広げた。最後の夏、“剛”と“柔”を使い分ける投球技術を身につけたエースに、「もともと運動能力は高かったが、チームを勝利に導く投手に成長した」と輿石重弘監督(58)は目を細めた。

 目標は高卒プロ入りだが、まずは自身初となる甲子園切符獲得に意欲を燃やす。昨夏も主戦投手の一人として独自大会優勝に貢献したが、満足はしなかった。「もちろんうれしかったけど、甲子園があったらもっと違うなと思った」。それだけに“球児の聖地”への思い入れは強い。

 同世代で視線を集める森木大智(高知)や小園健太(市和歌山)ら全国の好投手にはライバル心を持ってきた。「真っすぐは自分も負けていない」と胸を張る。優勝まであと4試合。風間球打の名を全国にとどろかせる快投を続ける。(小山内 彩希)

 巨人・榑松アマスカウト統括「今年のドラフト12人の中に入る素材で、高校生トップクラスの投手。リリースが強く、真っすぐに力が伝わっている。ストレートの角度と質は素晴らしい」

 広島・近藤スカウト「角度のあるストレートは文句なし。変化球の精度がついてくれば、もっと面白くなる。スライダーやフォークにも可能性を感じる」

風間球打

 ★生まれとサイズ 2003年10月11日、山梨・甲州市。17歳。183センチ、81キロ。右投左打。

 ★球歴 奥野田小1年時に奥野田スポーツ少年団で野球を始める。塩山中では笛吹ボーイズでプレー。明桜では1年春にベンチ入りし、同春の中央地区予選決勝で初先発と初登板を同時に果たした。以降、春夏秋全ての大会に登板し、2年秋からエース。

 ★球種 直球、カーブ、スライダー、チェンジアップ、フォーク。

 ★家族 4人兄弟の三男。兄弟全員、名前に「球」がつく。長男は球道(きゅうどう)さん、次男は球星(きゅうせい)さん、四男は球志良(きゅうしろう)さん。

 ★サッカー好き 「小学校の頃は、野球ではなくサッカーをやろうかと迷ったけど、兄たちの影響で野球を選んだ」という。

 ★好きな選手 エンゼルス・大谷翔平投手。「野球面でもそうですし、人間性も尊敬できる。自分も人に愛される選手になりたい」。変化球で参考にしているのは、レイズのタイラー・グラスノー投手。

高校3年生の主な注目投手
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