吉本興業、NFTでデジタル資産活用方針へ デビュー当時の漫才動画などが数億円規模で取引も

スポーツ報知
吉本興業・東京本部   

 吉本興業がインターネット上の著作物に所有権を付与する新技術「NFT」(Non Fungible Token=非代替性トークン)を使い、同社が保有するデジタル資産を活用する方針を固めた。11日、関係者が明らかにした。NFTの利用により、著名タレントがツイッターに投稿した「初めてのつぶやき」やデビュー当時の漫才動画などが数億円規模で取引される可能性がある。

 NFTは仮想通貨にも使われる認証技術の一つ。ネット上の著作物をオリジナル、唯一無二のものと証明することができる。国内では、複数の事業者がNFTのサービスを開始。吉本は「よしもとデジタルコレカ」と11人組ボーイズグループ「JO1」で採用した。計画によると、今後、他事業者と連携を進め、単独で流通してきたデジタルトレーディングカードを一つのNFT市場に統合する。その場でカード売買・交換を行うほか、利用者同士の交流の場も作る方針だ。

 「有名人によるインスタグラムへの初投稿」など、ネット上のコンテンツはコピーや複製が容易で、オリジナルのものであるかどうかを証明することが困難で、売買や譲渡ができなかった。NFTの活用により、ネット上の著作物に価値が生まれ、希少性が増す。「1円にもならなかった投稿などが芸術作品へと進化する可能性がある」(関係者)。

 米プロバスケットボール協会(NBA)は、選手の動画や写真などにNFT技術を使用。試合の名場面を記録したデジタルトレーディングカードは2000万円以上で取引されたケースもある。また、ツイッター創業者のジャック・ドーシー氏は自身の初ツイートをNFT化し、約3億円で落札され、話題となった。国内市場でもIT企業が続々と参入を表明。スポーツ団体や芸能事務所などコンテンツホルダーの間では、この技術を使い、新しい市場を開拓できるとの期待がある。

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