権威も無く、選手の夢でも無くなったのか、米オールスター戦辞退や出場不可で計10選手がメンバー交代

スポーツ報知
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 米大リーグ機構が10日(日本時間11日)、オールスター戦出場メンバーの変更を発表した。K・ガウスマン(ジャイアンツ)とB・ウッドラフ(ブルワーズ)が前半戦の最終戦に先発するため出場不可となったほか、ダルビッシュ有(パドレス)ら7選手が故障を理由に、R・プレスリー(アストロズ)は産休リスト入りによる出場辞退となった。このため、10選手が追加された。ちなみに辞退選手には罰則はなく、負傷者リスト入り選手を除けば、ほとんどの選手が後半戦から出場する。

 かつて、日本同様にオールスター戦選出は選手の夢だった。そしてインターリーグもなく、リーグ間の対抗意識も強く、一時は連敗が続いたア・リーグ会長が出場投手に球宴前のカードの登板を禁止する通達を出すなど、緊迫感があった。

 1970年には全米視聴率が28%を記録したが、選手会の長期ストライキに加え1997年にインターリーグが始まってからはただのお祭りに終始してきたのか、視聴率は2002年以降は10%を割り切り、一昨年は5%にまで落ち込んだ。ネットでの視聴が増えたとはいえ、この下落ぶりは異常だ。

 全米の市民がオールスター戦に興味を無くした(NPBもその傾向がある)理由は、前記した交流戦に加え、かつてはファン投票選出が最期まで出場する事が多かったのに、ベンチ入り選手数は1950年は25人、1970年は29人が今では33人まで増やしたこともあって、交代が頻繁でせっかくファンが選んだ選手が中盤でベンチに消えてしまうのも理由だ。

 エンゼルス・大谷翔平投手が最大の注目となった今年のオールスター戦。個人的にはDHで先発し、最期のイニングにマウンドに上がれば、ルールを変える必要は無い。早い段階でベンチ消えて欲しくないと思っている。今年の視聴率を上げることが出来るのか注目だ。

 なお、追加で選出されたのは以下の10選手。

 ◆ア・リーグ

 T・アンダーソン投手(ホワイトソックス)、C・バシット投手(アスレチックス)、W・メリフィールド外野手(ロイヤルズ)、J・ウェンドル内野手(レイズ)

 ◆ナ・リーグ

 W・ビューラー投手(ドジャース)、Y・モリーナ捕手(カージナルス)、F・ペラルタ投手(ブルワーズ)、M・シャーザー投手(ナショナルズ)、J・ターナー内野手(ドジャース)、

T・ウォーカー投手(メッツ)

 蛭間 豊章(ベースボール・アナリスト)

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