掛布雅之氏、坂本勇人の2打席目凡退での全力疾走に勝利への気迫感じた

4回2死、坂本勇人が左中間にソロ本塁打を放つ
4回2死、坂本勇人が左中間にソロ本塁打を放つ

◆JERAセ・リーグ 阪神1―8巨人(10日・甲子園)

 巨人が首位・阪神に完勝し、2・5ゲーム差に縮めた。主役は猛打賞の坂本だ。初回に左翼線二塁打で4点につなげ、4回には11号ソロ。通算168回目の猛打賞は歴代単独10位に浮上した。阪神レジェンド・テラーでスポーツ報知評論家の掛布雅之氏は主将・坂本の全力疾走を勝因の一つに挙げた。

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 巨人の試合に懸ける気迫が伝わってきた。その象徴が坂本だ。感心したのは、1打席目の二塁打、3打席目の本塁打より、2打席目の凡打の全力疾走。2回1死の遊ゴロで一塁まで駆け抜けた走塁にこそ、真のチームリーダーの姿を感じた。

 9日は“坂本らしさ”がなかった。失策後の攻守交代でベンチに戻る姿にいら立ちを見せ、その後の打席でも精彩を欠いた。だが、野球に失敗はつきもので、大事なのは次のゲーム。気持ちだけで打てるほど甘い世界ではないが、手を抜かない走塁は意識すればできる。ベンチの選手、首脳陣にもその姿は伝わる。

 坂本だけでなく、同じく初戦に失策したウィーラーにも執念を感じた。初回1死満塁で、不利なカウントから、しぶとく反対方向へはじき返す先制適時打。無死満塁で三振した後は、併殺打で無得点に終わるケースが多い。4番の岡本和を助ける大きな一打だった。

 8連勝で首位・阪神を追い詰めてきた巨人だが、前日の試合内容が悪すぎただけに、ズルズル行きかねず、2戦目は徳俵に足をかけるほど追い込まれていた。阪神は4番に大山を戻した一戦で勝てば勢いに乗れるはずだった。まだまだペナントの行方は分からない。(阪神レジェンド・テラー、スポーツ報知評論家)

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