【プチ鹿島の本音】 ハプニング見逃せない「選挙特番」はビールがすすむ

プチ鹿島
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 先週の日曜日、いつもより早めに風呂に入り、缶ビールを用意し、準備万端でテレビの前に座りました。お目当ては東京都議選の選挙特番です。私は10代の頃から選挙特番が大好き。あのザワザワしてにぎやかな感じはお祭りに似たものを感じるからです。

 中継先の緊迫感やたまのハプニングも見逃せない。選挙特番を好きなのは「生放送」や「のぞき見」の魅力なのかもしれません。それはテレビの面白さそのままとも言える。そういえば10代の頃にフジテレビの27時間テレビを深夜まで見ていたら“たけし・タモリ・さんま”の3人が初めてそろって興奮した夜があった。「今、すごいことが起きている」と。非日常の共有というテレビへの期待は今も同じです。

 その意味でも選挙特番はやはり「ザ・テレビ」です。候補者の人生でかなり大事な瞬間をテレビで見物できてしまう。キャスターと政治家のやり取りなど普段見られないシーンもある。下世話さを楽しめる。でも候補者や各党の大物、キャスターがどんな振る舞いをするのか見定めることができる貴重な機会でもある。政治家側はいやなことを聞かれてもちゃんと答えるのか、それともムキになってしまうのか。一方のキャスター側はどこまで踏み込めるのか。それぞれの器量さえ一気に見られてしまう選挙特番なのです。ああ、ビールがすすむ。

 投票してからの選挙特番はもっと楽しめるようになった。投票率の低さについて、この一票が社会を変えるとか民主主義のためにという呼び掛けはもちろん素晴らしいと思いますが、祭りがあるなら参加しないのは損という視点はいかがでしょうか? 政(まつりごと)は祭りでもあります。「どうせある選挙」なら楽しまなければ。私は次の選挙特番がもう待ちきれません。(時事芸人)

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