【ヤクルト】内川聖一がサヨナラ打で移籍後初のお立ち台「ここに立つ日が来るなんて」

スポーツ報知
9回1死満塁、代打・内川聖一が中前にサヨナラ適時打を放つ

◆JERAセ・リーグ ヤクルト4―3広島(9日・神宮)

 野球少年のように、内川は両手を突き上げて何度も跳びはねた。一塁ベースを回って振り向くと、ナインの手荒い祝福が待っていた。同点の9回1死満塁で代打で登場し「気持ちが悪くなるくらい緊張した」。カウント2―1から外角の変化球を中前へ運び、サヨナラ勝ちを決めた。加入後初のお立ち台では「ここに立つ日が来るなんて思ってもなかった。うれしすぎて、ほかに言うことはない」と歓声を全身で受け止めた。

 プロ21年目の今季、両リーグで首位打者を獲得したベテランは代打での起用が続く。先発出場と違い、1打席に全てをかける立場に順応するため、気持ちの準備も変化させた。序盤から備えていては、勝負の瞬間に集中しきれない可能性もある。だからこそ「ある程度気持ちを落ち着かせながら試合を見て、自分のところで気持ちをマックスに高めて入りたい」。最高の場面で試行錯誤の日々が実った。

 チームは対広島戦の連勝を8に伸ばし、首位・阪神と4・5差を死守した。先発出場を目指しながら、内川はこうも言った。「そういう役割をお前がやらなきゃいけないんだと言われていると思っている」。置かれた場所で咲く―。それがチームのためになると信じて。(小島 和之)

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