五輪代表DF橋岡大樹「球際、対人の強さはどの国にも通用する自信がある」

ボール回しで汗を流す橋岡大樹
ボール回しで汗を流す橋岡大樹
幼少期のU-24日本代表DF橋岡大樹(手前)と兄・橋岡和樹(家族提供)
幼少期のU-24日本代表DF橋岡大樹(手前)と兄・橋岡和樹(家族提供)

 身体能力はケタ違いだった。DF橋岡大樹(22)=シントトロイデン=は、保育園の頃から3学年上の兄・和樹(24)=新潟シンガポール=とサッカーに没頭。さいたま市の自宅の中でも毎日ボールを蹴り、ベッドでバック宙のように空中で回転してシュートするアクロバチックな技も決めた。和樹は「脚力が強くて、運動神経はズバ抜けて高かった」と、弟にうり二つな目を細めて笑う。

 小4時には地元の体育大会で100メートル走で優勝。いとこで東京五輪の陸上男子走り幅跳び代表の橋岡優輝(22)より足が速かった。兄と2人で親に内緒で自宅から数キロ離れた通称「カマキリ公園」に走って通い、迷子になったことは数知れず。「注目されるのが好きで、車がいない道路の真ん中で寝そべったり。問題児でした」と和樹は言う。

 元陸上短距離選手の母・深雪さん(52)から腕の振りや脚の出し方を教わり、元高校球児の父・和正さん(53)から「運動は楽しい。自由に楽しもう」と、のびのび育てられた。実家の部屋の壁には自発的に「プロになる」「世界にいく」と書いた紙を貼り、夢を追いかけ続けてきた。

 腕相撲は家族で一番強く、身長は小6で170センチ超え。攻撃的MFの兄との1対1はほぼ抜かせず、対人守備を磨いた。浦和ジュニアユースだった中3時に同ユースへ飛び級。センターバックで出場した高3の和樹の隣で右サイドバックに入り、「お兄ちゃん、右!」と指示するなど、一切物おじせず。14年夏のクラブユース選手権・鹿島ユース戦では3歳上のエースFW鈴木優磨=シントトロイデン=を自由にさせず、競り合いの強さは当時から光った。

 今年2月からベルギーで屈強な外国人選手の中でもまれ、「球際、対人の強さはどの国にも通用する自信がある。金メダルを絶対に取りたい」。兄の背中を追い、アスリート一家で培ったフィジカルを武器に、頂点を目指す。

(星野 浩司)

 ◆橋岡 大樹(はしおか・だいき)1999年5月17日、浦和市(現さいたま市)生まれ。22歳。浦和の下部組織から2018年にトップ昇格。今年1月、ベルギー1部・シントトロイデンに移籍。19年12月にA代表デビュー。184センチ、80キロ。利き足は右。

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