【兵庫】姫路の149キロ右腕・前田大輝 敗戦もGスカウト「成長が楽しみ」

スポーツ報知
姫路の前田大輝は8回5安打1失点の好投を見せた

◆第103回全国高校野球選手権兵庫大会 ▽1回戦 小野1―0姫路(9日・明石トーカロ)

 姫路は最速149キロ右腕・前田大輝(3年)が8回5安打1失点の好投を見せた。敗れはしたが、持てる力を全て出し尽くした。この日の最速は142キロだったが、スライダー、チェンジアップなどの変化球を織り交ぜ5回までを打者16人でシャットアウト。それでも、「1点を取られた6回の先頭打者の初球。あそこさえなければ」と甘くなったストレートを中前に運ばれ、チャンスを作られた一球を悔やんだ。最後の夏が終わり「仲間と試合ができなくなるので、本当に残念な気持ちです」。

 今後の可能性を感じさせる投球に巨人の岸スカウトは、「真っすぐにキレがあって、大きく曲がるスライダーも特徴的。体ができたら面白いと思う。大学に行くのなら、そこでの成長が楽しみ」と評価した。

 姫路は同市立で、大手進学塾によれば、偏差値60超の進学校。理系で数学と化学が得意だという前田大の熱心な努力がこの日の好投につながった。2年時の6月に肩を負傷し、7月には自転車事故にあった。「秋の大会に間に合わなくてチームに迷惑をかけた」と反省し、元オリックストレーナーの高島誠が行うマックベースボールラボのYouTubeなどを研究。「ケガをしている間にいろいろ調べて取り入れた。そうしたら149キロが出た」。

 卒業後は国公立大学を志望している。「スポーツのことを学んで自分も実践したい。大学でも野球を続けて、プロにつながればと思います」。中学時代から練習し、持ち球は10種類以上という研究熱心な理系右腕は、この悔しさを受験にぶつけ、プロへのチャンスを広げる。

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