龍馬に続き勝海舟も登場せず!? 栄一がパリでカルチャーショック! NHK大河「青天を衝け」第22回見どころ

スポーツ報知
パリの華やかさに驚く渋沢栄一(吉沢亮=中央)

 俳優の吉沢亮が実業家の渋沢栄一を演じるNHK大河ドラマ「青天を衝け」(日曜・後8時)の第22回「篤太夫、パリへ」(11日放送)で、栄一(ドラマ内では篤太夫)らが約2か月をかけてパリに到着する。

 万国博覧会の会場を視察し、蒸気機関やエレベーターなど当時の最新技術に度肝を抜かれる一行。ナポレオン3世との謁見も果たす。本来は仏ロケの予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響でなくなった。演出担当のNHK・田中健二氏も「昨年10月くらいまでは行けたら行きたいと思っていた」と唇をかむ。

 実際の撮影は、背景をグリーン一色にしたスタジオで行われ、後で映像を重ねた。何もない空間で栄一が驚き、将軍代理の徳川昭武役の板垣李光人がかしこまって歩いているのを想像すると、俳優の演技力に驚かされる。

 第21回の「篤太夫、遠き道へ」(4日放送)では、栄一がパリ行きを快諾。番組公式ツイッターによると、実際の栄一も、例えようもないほどうれしかった、と心境を表現したという。少し前は攘夷に傾いていても、あふれ出る好奇心は抑えられなかったのだろう。その一方で徳川慶喜(草ナギ剛)は正式に15代将軍に就任。ついに倒幕から明治維新へのカウントダウンが始まった。

 となると、気になることがある。以前の記事にも書いたが、今作では幕末の有名人・坂本龍馬が登場しない方向。では、江戸城の無血開城に貢献した勝海舟はどういう扱いなのか。まだ登場していない。第20回で、慶喜と側近との会話の中で、部下が「勝麟太郎に行かせましょう」と言っていたので、作中にも存在はしているはずだ。

 番組関係者は「今のところ出演の予定はありません。、少しだけの出番になる可能性もあります」と明かす。数多い幕臣の一人として、後ろ姿やナレーションでの出演はあるのかもしれない。

 坂本龍馬や勝海舟というビッグネームが表に登場しない幕末ドラマは珍しい。主要人物とは何だろうと考えさせられる。制作統括の菓子博チーフプロデューサーを取材した際「幕末の歴史は薩摩に寄るか、長州か幕府か会津かによってガラッと変わる」と説明していた。今作では栄一を見い出した慶喜の側近・平岡円四郎(堤真一)ら、歴史上あまり知名度が高くない人物が手厚く描かれた。栄一・慶喜にとっての“主要人物”ということなのだろう。

 第21回の世帯視聴率は16・5%で時間帯トップ。第5回(3月14日放送)以来、約4か月ぶりの16%台を記録した。東京都議会議員選挙の開票速報からの流れや、同じ時間帯の強敵・テレビ朝日系「ポツンと一軒家」が放送されなかったこともあるだろうが、立派な数字だ。これまで深谷編、攘夷編、江戸編、大坂編などと舞台が変わってきて、ついにパリ編へと突入する。ちょんまげ頭の侍集団がカルチャーショックを受ける様子を楽しみたい。

(NHK担当・浦本将樹)

※数字はビデオリサーチ調べ、関東地区

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