【ヒルマニア】大谷翔平、20年ぶり60発の大台は後半戦でも量産月を作れるかどうか

スポーツ報知
32号ソロを放った大谷翔平(ロイター)

◆米大リーグ エンゼルス5―4レッドソックス(7日・アナハイム=エンゼル・スタジアム)

 エンゼルスの大谷翔平投手(27)が7日(日本時間8日)、本拠地でのRソックス戦で5回に勝ち越しの32号を右翼席にたたき込み、松井秀喜氏がヤンキース時代の04年にマークした日本人選手の年間最多本塁打記録をチーム86試合目で塗り替えた。2位に4本差をつけ本塁打王独走態勢。年間60本ペースで推移しており、過去の60本以上打った打者とヒルマニアこと蛭間豊章記者が比較、分析する。

 大谷の現在の本塁打ペースでいくと、162試合のペナントレース60・3本に届く。松井秀喜の記録を塗り替えた今、メジャーでも2001年B・ボンズ(ジャイアンツ)、S・ソーサ(カブス)を最後に途絶えているシーズン60本なるかに注目が集まりそうだ。

 過去5人が8度マークしている60本塁打以上(ソーサが3度、マグワイアが2度)だが、オールスター戦前までの最多本塁打はボンズが73本打った01年の39本。この数字には及ばないが、前半戦で32本以上打ったのは13年C・デービス(オリオールズ=37本)以来だ。

 シーズン60本を最初に打った1927年のB・ルースは、けっして速いペースではなかった。30号から32号は大谷に後れを取り、中でも32号時点では9試合も遅いチーム95試合目だった。ところが、9月に入って猛チャージ、17本の固め打ちで史上初の60号に届いた。ちなみに当時は現在の162試合制と違って154試合制の時代。最後の8試合に7本打っただけに、今の試合数なら67本も夢ではなかったことになる。

 ルースの記録を塗り替えた61年R・マリスも出足につまずき、1号が11試合目、10号も40試合目だった。こちらはチームメートのM・マントルと本塁打数を争うという相乗効果で6月15本、7月13本、8月11本と夏場の量産で新記録にこぎ着けた。

 98年のM・マグワイアと前記したボンズは、グラフのように序盤から打ちまくり大谷が83試合かかった30号にボンズは57試合、マグワイアは64試合で到達。シーズンを通じてハイペースでシーズンを乗りきった。

 この日の本塁打のように打ち取られたボールを次の打席で修正してスタンドに叩き込む能力のある大谷だけに、60発実現には6月の13本のような量産月を作れるかどうかにかかっている。(ベースボールアナリスト・蛭間 豊章)

野球

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請