元長野県知事・田中康夫氏が横浜市長選出馬を正式表明 カジノ誘致反対は「市民のコンセンサス」

横浜市長選への出馬表明会見を行った田中康夫氏
横浜市長選への出馬表明会見を行った田中康夫氏

 元長野県知事の田中康夫氏が8日、横浜市内で会見し、横浜市長選(8月8日告示、同22日投開票)への出馬を正式表明した。

 横浜エフエムのラジオ「たまらなく、AOR」(水曜・深夜0時)への出演を通じてできた知人や、横浜在住の大学時代の友人らと話をする中で「横浜の光と陰を知るようになった」という田中氏。「日本で最初に世界に開かれた街の質を充実させることが、日本の未来を占うことになるのではと思った」ことが立候補の理由で、今年の誕生日である4月12日に住民票を移し、横浜市民になったという。

 今回の市長選では、市が山下ふ頭(中区)に誘致を進めるカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の是非が争点の一つとなっている。田中氏は「カジノについては、答えが出ています。『横浜には設けない』というのが市民のコンセンサス(合意)。市長選後に住民投票を行う必要もなく、そんなことを言っている人の頭脳回路は直した方がいいと思う」と指摘した。

 田中氏は2016年の参院選に東京選挙区で出馬(落選)した際に、大阪でカジノを推進する維新の公認候補だった。その点を突っ込まれると「それは私の黒歴史ですね」と苦笑い。カジノに対する認識は以前から変わっておらず「地域に人を出さない囲い込み運動で、地域が(経済的な)おこぼれをもらうのは難しい。そもそも、『人口減少をするから』『税収が赤字だから』を理由にカジノを作るんだったら、全国の自治体に作らないといけなくなる」とした。

 他にも「市内18区では、それぞれで行政が行われているという基本認識に立ってやっていきたい」と、各区ごとに問題を挙げ、改善していく必要があると言及。選挙戦では各区ごとに異なる内容の映像を製作し、それぞれの住民が自分たちの生活する地域の問題を身近に感じられるようにしていく予定で、「『横浜に住んで良かった』と思えるような街作りをしていきたい」と意欲を見せていた。

社会

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請