◆天皇杯全日本選手権3回戦 神戸1―0徳島(7日・ノエビアスタジアム神戸)
前々回王者の神戸は、日本代表FW古橋亨梧の公式戦4試合連続ゴールとなる先制弾が決勝点となり、徳島に1―0で辛勝。主将の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタらを負傷で欠きながら4回戦進出を決めた。
エースの嗅覚がチームを救った。互いに無得点の前半38分、右からのクロスをFWドウグラスがヘッド。こぼれ球に鋭く反応した古橋が左足でネットを揺らした。「いい形で攻撃が続き、(ボールが)こぼれてきたらいいなと思っていた」。望み通りの形で先制すると、劣勢だった後半は粘り強い守備で相手を無失点に抑えた。
この日は3日のリーグ戦・湘南戦で負傷交代したイニエスタ、GK前川黛也、DF菊池流帆のレギュラー3選手が欠場。苦しい展開で決定力の高さを示し、自身が得点した公式戦での“不敗神話”は昨年9月から19にまで伸ばしたが「1点は取れましたけど2点目、3点目のチャンスもあった」と反省も忘れなかった。