浦和FWユンカー「GKをかわすことだけ考え、本能的にそこに蹴った」 天皇杯16強に導く決勝弾

浦和のユンカー
浦和のユンカー

◇天皇杯・3回戦◆浦和1―0相模原(7日・浦和駒場)

 浦和はデンマーク人FWユンカーの決勝ゴールでJ2相模原を1―0で下し、天皇杯16強進出を決めた。

 助っ人ストライカーは後半21分に途中出場。スコアレスで迎えた同42分、「良い読みからパスをカットできた」と前線から相手にプレスをかけてボールを奪い、ドリブルで加速。相手GKの動きを冷静に見極め、左足でゴール左隅へ決めた。

 天皇杯では6月9日の2回戦・富山戦(1〇0)に続き、2試合連続の決勝点。「ゴール前では、このエリアでここにタイミングよく蹴ればゴールにつながるという感覚はある。あの時はGKをかわすことだけ考えて、本能的にそこに蹴った」と殊勲弾を振り返った。

 公式戦4試合ぶりの一発。5月のJデビュー後はリーグ9戦7得点、公式戦は14戦11得点とゴールを量産し続けている。客席にはデンマークの国旗を掲げるサポーターも増え、この日も大拍手で後押しを受けた。

 「とてもうれしい。このクラブの一員であることを誇らしく思う。チーム全員をいつも温かく応援してくれて、とても恵まれている。本当に信じられない素晴らしいサポーターです。デンマークの国旗が多く見られるのは自分にとって大きな意味のある出来事です」。甘いマスクの背番号7は、笑みを浮かべながら声を弾ませた。

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