【西武】引退決意の松坂が横浜高時代の小倉部長に思い伝える 「指導者として戻ってきたい」

小倉清一郎氏
小倉清一郎氏

 西武・松坂大輔投手(40)が現役引退を決めたことに、横浜高時代の部長だった小倉清一郎さん(77)が思いを語った。

 松坂から小倉さんに引退報告の電話があったのは、7日の午前だった。「一番、お世話になりました。小倉さんに育ててもらって、ここまで来ました」と感謝の思いを伝えられた小倉さんが「十分に稼いだから、もう野球はいいだろう?」と話を向けたところ、「野球界に育てられたので、指導者として戻ってきたい。何らかの形で野球に携わりたい」という言葉が返ってきたという。

 松坂は、1998年に甲子園の春夏連覇を成し遂げた。その裏には、小倉さんとの鍛錬の日々があった。「あの年は、打者がそろっていた。何が何でも全国制覇。そのためには、松坂を育てるしかなかった。夏を乗り切るだけのタフさを身に付ける。指導者生活で、あれだけ鍛えたことはなかったし、松坂だから耐えられた」。4時間に及ぶ過酷なアメリカンノックなどでスタミナを培った松坂は、夏の準々決勝でのPL学園との延長17回の死闘を投げ抜いてみせた。

 「ストレートはバラバラだったけれど、スライダー、チェンジアップと変化球は簡単に覚えた」と高校初期を振り返る小倉さんは、松坂でしか伝えられない技術があると考えている。「本物のスペシャリストとして、変化球の握りや投げ方を教えることが出来るのではないか」。まな弟子が指導者という新たな道で輝く日を楽しみにしているようだった。

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