【宏太´Sチェック】札幌・小柏は、駆け引きを覚えれば相手の脅威になれる

スポーツ報知
札幌MF小柏(写真は5月26日の対鳥栖戦)

◆明治生命J1リーグ第21節 札幌1-0徳島(4日・札幌厚別公園競技場)

 ボールを保持するスタイルの徳島だが、多少引いて守り、札幌対策をしっかりしてきた印象だった。その中でもチャナティップや金子らがシュートへの意識を強く持ち、青木が“スーパーセーブ”で失点を阻止するなどして、勝ち星を手にしたのは大きいと言える。

 3試合ぶり出場の小柏が1トップに入ったが、サイズがなくてもやれることは証明してくれた。スプリントは40回と素晴らしい数字を記録していたし、最後まで走り切れるのはすごい。あの位置で勝負して欲しいと思うが、まだプロになり切れていないなという面もあった。

 例えば裏にボールが出た際、五分五分の状況ならDFがほぼ勝つ。走るコースをふさがれたら負けてしまうが、小柏はそこを力任せに行こうとする時がある。大学の時などはラフなボールでもスピードで勝てたかもしれないが、Jリーグでは難しい。ダメならもう一度動き直すとか、このタイミングなら勝てるというものを見つけないと。

 僕は現役時、あえてオフサイドの位置に宙ぶらりんの感じでいたりすることで、DFの目線を変えたりした。普通はセンターバックがマークについてくるから、サイドの選手が僕を意識してくれる辺りの位置を取り、できたスペースに斜めに走ったりもした。プロには相手の嫌がることをしたり隙を突いたりする、駆け引きが必要。彼の真っすぐさは大事だが、それが邪魔してる部分もあるので。真面目に結果を出す姿勢は評価できるが、したたかさも身につければ、更に相手の脅威になれる。(吉原宏太、1996~99年札幌FW)

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