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【こちら日高支局です・古谷剛彦】八戸市場15年ぶり総額1億超えの活況 最高落札はエピファイネイア産駒

最高価格で落札されたクイーンナイサー2020
最高価格で落札されたクイーンナイサー2020

 東北で唯一のサラブレッド市場「八戸燦燦(さんさん)市場」が6日、八戸家畜市場で開催された。午前10時半から比較展示が始まったが、昼までは曇り空で、例年より気温の上昇はなく、非常に過ごしやすい状況で馬を見ることができた。暑い日だと、アブが馬の腹下に入り、馬が気にして落ち着きがなくなることが目立つので、「このぐらいの気候がちょうど良い」と話す購買関係者は多かった。

 午後0時半にセリがスタート。八戸市場では初めてYouTubeによるライブ配信が行われた。九州1歳市場も昨年ライブ配信が始まったので、ようやく国内すべての競走馬市場でライブ観戦が可能となった。

 41頭が上場され、32頭が落札。売却総額は1億1130万円(以下すべて税別、前年比3170万円増)、売却率は78%(同9%増)と前年を上回り、15年ぶりに1億円の大台を超えた(※税込では17年に1億249万2000円)。最高価格はクイーンナイサー2020(牝、父エピファネイア)の1100万円で、尾上松寿氏が落札した。祖母は93年の愛国1000ギニー馬のナイサーで、中央3勝の半兄ブラックジェイドを始め、中央での勝ち馬を多数輩出している優秀なファミリー。デアリングタクトが活躍している背景からエピファネイア産駒の牝馬への注目度は高く、活発な競り合いが展開された。

 牡馬の最高価格はシェーネフラウ2020(牡、父ドレフォン)の950万円で、サラブレッドクラブライオンが落札した。序盤の目玉として、700万円スタートからテンポよく競り上がっていった。初年度産駒の現2歳世代が、中央ですでに4頭の勝ち名乗りを上げたドレフォン。その活躍ぶりが多くの購買者の関心を集めたのは確実だ。

 「今回の購買登録者は139人と年々増えており、若い世代の馬主の方も来場されています。市場として本来は50頭ぐらいは上場馬を確保すべきでしょうが、この上場頭数の中で久しぶりに1億円を超える売り上げとなり、多くの方々に感謝申し上げます」と、青森県軽種馬生産農業協同組合の山内正孝組合長はセールを振り返った。例年より上場馬の種牡馬の質が高い上に、東北の期待を担うウインバリアシオン産駒も、7頭中6頭が落札。4番目の高額取引となる740万円で落札された馬もいた。昨年のダイヤモンドSを制したミライヘノツバサや、ウインバリアシオンの初年度産駒で活躍中のドスハーツ(牡4歳、栗東・松永昌)など、近年の青森産馬の頑張りが、購買登録者の増加につながっていると思われる。

 今年の取引馬から、将来のスターホースが誕生することを期待したい。(競馬ライター)

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