◆JERAセ・リーグ 広島4―3阪神(4日・マツダスタジアム)
阪神が広島に逆転負けを喫し、カード負け越しが決まった。ナイターで巨人がDeNAを下せば、首位から陥落する。
3回までにサンズの14号2ランなどで3点を奪ったが、先発・秋山が3回に菊池涼の適時打と小園の犠飛で1点差に迫られた。4回のチャンスで秋山に代打を送り、継投に転じたが、リリーフ陣が踏ん張り切れず、5回に坂倉の2点二塁打で逆転を許した。佐藤輝もプロ野球タイ記録の1試合5三振を喫するなど、打線は今季ワーストの12残塁。矢野監督も試合後、悔しさをにじませた。以下は一問一答。
―秋山に早めに代打を出した。相手も好投手ということで、早めに勝負に出た
「もちろん、全部。アキ(秋山)の状態と、森下っていうのと、すべて含めて、うん。交代にしたけど」
―秋山の状態はそれほどよくなかったか
「そうやね」
―継投に入った中で、5回に石井大を選んだのは調子を買ったか
「買ってというか、そこは別に決まっていないところやし。7回ぐらいからやったら、だいたい今のパターンで行けるところはあるけど、5、6回はみんなで何とか乗り越えてほしいというところで大智(石井)が良いんじゃいかなと」
―岩貞に踏ん張って欲しかった。
「もちろん、もちろん。1人何とかね、サダ(岩貞)が頑張ってくれたらという起用だったんだけど」
―森下をあと一歩で攻略できそうだったが、打線の印象は
「向こう(森下)も絶好調という感じじゃなかったし。これだけチャンスを作れたというのはあれやけど。やっぱり勝負どころで向こうもギアを上げるというか、狙って三振を取りに来る状況になるし。そこで1本出ていたら、かなり状況的には変わったなと。チャンスは多くあっただけに、そこがポイントの1つかなと思うけど」
―佐藤輝は5三振と悔しい結果
「あれだけチャンスで回ってきて。前にも言ったように三振というのは別に結果だから、初めから小さくスイングしろとかは全然ないし。でも、そういうところでチャンスでかえすというバッティングも、(佐藤)輝の中で身につけていく。それが勝たせる打者とか、より良い打者になっていくというところでは、そういう思い切っていきながらどう対応できるようなものを身につけていくかというのは、あいつの中でも感じ取っていると思う。現状では仕方がないのかなと。もちろん何とかしてほしいというのはあるけどね」