【高校野球】センバツ4強の天理・達孝太が2か月ぶりの対外試合 4回1安打2三振で無失点

スポーツ報知
天理の達孝太はリリーフで4回1安打無失点

◆練習試合 天理11―1郡山(3日・親里)

 今春センバツ4強の天理が郡山(ともに奈良)との練習試合を行い、ドラフト1位候補の達孝太投手(3年)が、春季県大会決勝(5月15日・智弁学園戦)以来初めて対外試合に登板した。新型コロナウイルスの影響で、奈良県下の高校は6月20日まで練習試合が禁止されていたため、約2か月ぶりのマウンド。6回から3番手で登板し、4回を投げて1安打2三振1四球で、無失点に抑えた。

 8点リードのなか、身長193センチ右腕がマウンドに上がった。「試合の感覚をつかめたらいいと思って入った」。8回は四球、9回は右前打で出塁を許したが、冷静に投球した。「自分なりにもうまく打者に対して投げられた。力を抜いて投げることを意識した」と手応えを得た。この日は4球団10人のスカウトが視察し、西武などのスピードガンで143キロを計測。自己最速には5キロ満たなかったが、最多4人態勢の中日・米村アマスカウトチーフは「伸びしろと将来性がある」と評価した。

 練習試合はダブルヘッダーで行われ、2試合目も2―1で天理が勝利した。

 第103回全国高校野球選手権奈良大会の初戦は14日で、奈良女大付中教校―奈良朱雀・奈良商工の勝者と対戦する。「後先考えずに、まず1戦1戦しっかり戦っていきたい」と達。最後の夏に向けて、力強く意気込んだ。

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