京都から旋風おこしやす~J1撃破の軌跡~<3>一度聞いたら忘れられない名称のクラブが描く未来

スポーツ報知
おこしやす京都の主将で、コーチも兼任するMF清水良平

 6月16日のサッカー天皇杯2回戦でJ1広島を5―1で撃破するジャイアントキリングを起こした、J1から数えて5部相当の関西リーグ1部「おこしやす京都AC」。「京都の街から旋風おこしやす」最終回では、クラブの歴史や特徴的な名称の由来、そしてクラブの今後の目標に迫る。(南 樹広)

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 おこしやす京都の母体は、神戸市のサッカースクール指導者が旗揚げしたチーム。2005年から社会人チームとなり、翌年京都の4部リーグに参入。徐々に昇格し、現在在籍する関西リーグ1部で3度の優勝(12、17、19年)を果たし、JFL(日本フットボールリーグ)昇格を十分に狙える位置にいる。

 2017年シーズンまで「アミティエSC京都」という名称で活動していたが、諸事情により、クラブ名を変更しなければJリーグに参入できないことが判明。「変えるなら一発で京都というのを発信できて、将来的には世界中の人にも呼んでもらえるように」(添田隆司代表)とインパクトの強いクラブ名となった。発表が18年3月31日だったこともあり、サッカーファンは「エープリル・フールなのではないか」と疑うほどだった。

 ちなみに「おこしやす」は遠方の人に対してのお出迎えの言葉で、大声ツッコミ芸人の「おいでやす小田」でおなじみの「おいでやす」は京都市内や府内の人が対象という。英語っぽく「ウェルカム・キョウト」でも意味上は間違いではないようだ(正式な英語名称は「Ococias Kyoto AC」)。

 主将のMF清水良平は、「今季の目標はJFL昇格。このチームで上に上がって、Jリーグに入りたい。(サッカースクールで教えている)子どもたちに夢を与えるためにも、自分がトップチームの選手でやっていて、子どもたちが将来このチームでサッカーしたいと思える場を作りたい」と力を込める。「スポーツの力で日本を世界を京都を幸せに」を掲げるクラブは7日、JFLヴェルスパ大分との天皇杯3回戦(昭和電ド、午後7時開始)に臨む。広島を倒した勢いそのままに、さらなる“おこしやす旋風”を巻きおこしやす。=終わり=

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