Snow Man・ラウール、人見知りでも 陰キャでも ファンにトキメキを…

スポーツ報知
ジャニーズ

 「Snow Man」のラウール(18)が単独初主演した映画「ハニーレモンソーダ」(神徳幸治監督)が、9日に公開される。19年1月にメンバー最年少でグループ加入。その後は音楽、ドラマ、モデル、そして映画と活動の幅を広げている。今をときめくアイドルでありながら、自らを「人見知り」、「陰キャ(陰気なキャラクター)」というラウール。その実像に迫った。(ペン・田中 雄己、カメラ・頓所 美代子)

 映画のタイトル通りに「染め直した」というレモン色の髪に、藍色の浴衣をまとったラウール。取材2日前に18回目の誕生日を迎えたばかりだが、派手な見た目とは裏腹に、終始落ち着いた口調で言葉を紡いだ。

 「18歳は、ちょっと大人なイメージですね。いろいろできることが増える感じがしてうれしい。ワクワクですね。17歳はデビューから1~2年目で『Snow Man』のラウールとして様々なことに挑戦してきましたけど、やっぱりこの映画の印象は強いですかね。青春真っ盛りの17歳という感じもしますし、“キラキラ”を経験できてよかった」

 大人気の同名少女漫画が原作で、高校生のさわやかな恋模様を描いた青春ラブストーリー。さまざまなシーンで“胸キュン”を演じているが、自身は“キラキラ”とは程遠い学園生活を送ってきた。

 「学校では、恋愛とかも全くと言っていいほどしてこなくて。友達も1~2人くらいで。自分が通っていた学校は、映画の世界とは180度違いました」

 驚異的なスタイルに、端正な顔立ち。ツンデレな主人公の高校生にマッチするかと思いきや、「似ている部分は全くない」という。

 「クラスの人気者で、女の子からも男の子からも人気の存在で。僕とは、もうかけ離れて過ぎていますね。メチャクチャ陰キャなんで(笑い)。それこそ、男女問わずストレートに伝えることや、思っていることを素直に表現することは、あまり得意じゃないタイプで」

 演じたのは、普段とは正反対のキャラクター。

 「ファンの方からしたら、見たことのない姿がたくさん詰まっていると思うので、その新鮮さは楽しめちゃうとは思います」

 主人公の三浦界は「俺ね、空を飛べるんだ」「石でもお前は宝石なんだよ」といった独特の表現で、周囲を魅了する。人見知りでシャイを自認するラウールは、どう演じたのか。

 「とにかく原作を読み込んで。こういう時は、こういう言い回しかなとか。(三浦は)ずっと眠そうだし、何を考えているか分からないタイプなので。目を半開きにしつつ、でも目の奥は何かを考えているような感じにして。声のトーンも普段より落ち着いた感じを意識しました」

 単独初主演らしからぬ準備と演技を披露したが、撮影中には経験したことのない重圧にも襲われた。

 「それまではコンサートでも舞台でも緊張したことはなかったんですけど、この映画はすごく緊張して。撮影初日から、胃がキリキリ痛かった。緊張ってこんな感覚なんだと。それ以来、色々な所で緊張するようになっちゃって(笑い)。今までは、緊張とワクワクをはき違えていたのかな。すごいワクワクしているなと感じることが多かったですし」

 極度のプレッシャーを和らげてくれたのは、絶大な信頼を置くメンバーだった。

 「普段から目黒(蓮)君には、何でも話していて。この映画のオファーを電話で頂いた時も、その瞬間に伝えて。撮影でどうしたらいいかなと思うシーンがあっても、その都度相談して。『自信を持ってやるのが一番』だと不安や緊張を取り除いてくれた。映画を見た後も、『ラウールに見えなかったのが良かった』って言ってくれて。男の子からすると、最初はちょっと構えるような作品だと思うんですけど、『すぐに慣れていけた』と。彼はお世辞も言わないし、本心しか言わないから。その言葉に、公開までの不安が和らぎました。自分の心が軽くなるような存在です」

 “親友”の言葉で重圧から解放されたが、まだ自信を得るまでには至っていない。照れや恥ずかしさもあり、完成した映画を見たのはまだ1度きり。

 「これから見る時間を作ろうとは思っているんですけど。恋愛もお芝居の経験もなかったので、自分の中ではあまりに異世界で。撮影中もずっとこれで大丈夫かなという状態が続いて、(映画を)見終えた後も大丈夫だったかという確信はまだ得ていなくて。次もやってみたい気持ちはありますけど、まだ自信というよりも挑戦や好奇心という感じですね。だからこそ見てくれた人の反応はすごく楽しみです」

 思い入れのあるシーンには、冒頭の「登校シーン」を挙げた。

 「それぞれのキャラクターがどういう性格なのか分かるシーンでもありますし、個人的に好きですね。あとは、晴れてよかったなーと。あの時、すごい良い天気で。僕は金髪だったので、天気とか照明で光って見えてすごいラッキーだなって」。

 劇中以外にも、記憶に残るシーンができた。

 「共演者の皆さんがとてもフレンドリーで、最高でした。人見知りと人見知りが合わさったら、何も起こらない事件が発生するので(笑い)。休憩時間に、板東(龍汰)君と誰もいない広い畳の部屋で、誰も聞いたことのないラテンのような音楽をかけて、民族ダンスをしました。そう考えると、人見知りですけど、なんだか打ち解けていますね(笑い)」

 19年1月にグループ加入後、個人としては音楽、ドラマ、モデル、映画と活躍の幅を広げた。グループとしても、男性アーティストでは17年のSMAP以来4年ぶりのオリコン上半期ランキング「アーティストセールストータル」1位に輝くなど存在感を放ち続けている。まだ伸び続けている身長同様、全ての分野で伸びしろ十分。今後の展望は―。

 「コロナ禍で会えない状況でも、ファンの方の勢いを感じられて。テレビでも、YouTubeでもすごい反応があって。YouTubeでは何千件とコメントを読みましたけど、この期待に応えないといけないと震え立たされました。ちゃんとアイドルでいられる期間はまだあると思うので、その期待に応えて、僕もその分ちゃんとときめかせたいな。喜んでもらいたいな。それをかなえていきたいと思います」

 ◆ラウール 2003年6月27日、東京都出身。18歳。父はベネズエラ人、母は日本人で、エキゾチックな顔立ちが特徴。小学6年でジャニーズ事務所に入所。ジャニーズJr.の「少年忍者」で活躍後、19年1月から最年少メンバーとして「Snow Man」に加入。20年7月から男性ファッション誌「MEN’S NON―NO」の隔月レギュラーに。血液型A。

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