高橋尚成氏が分析、巨人・菅野智之のフォームに力感なし…球速遅い…故障何より心配

大粒の汗を飛ばし力投する先発の菅野智之
大粒の汗を飛ばし力投する先発の菅野智之

◆JERAセ・リーグ 巨人10―4広島(1日・東京ドーム)

 菅野の18日ぶりの1軍マウンドは2回1/3、32球で6安打4失点。3回1死から西川にソロを浴び、続く小園の中前安打の後、侍ジャパンの鈴木誠にバックスクリーンへの2ランを浴びたところで交代を告げられた。

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 菅野の状態が少し心配だ。フォームに力感がなく体全体に力が入っていないように見えた。うまく力が入らないことでイメージ通りに投げきれず、思っているところより甘めに入っていた。コンディションが上がってきていないのではないだろうか。近年では見たことがないくらい、悪い状態に見えた。いつもなら内野フライやファウル、空振りになるボールが、全部捉えられていた。

 いいときの菅野は投球の“間”がすごくある。間があることで下半身がどっしりしたフォームに見えるが、それが全くなかった。スピードガンを見てもMAXで145キロ。直球でも平均速度が141~143キロぐらいでらしくなかった。やはりフォームがよくないといいボールは投げられない。メカニズム的にあまりよくなかったのではないか。

 コンディションを整えるため、もう一度抹消してもいいのではないかと感じたが、オリンピックまで時間がなく、そうもいっていられないのかもしれない。もちろん、これだけの投手だからオリンピックという究極の舞台に臨むことでグンと状態がよくなる可能性はある。ただ、らしさがない状態で投げ続けることで、見えないところに負担がかかり故障することが何より心配だ。(野球評論家・高橋尚成)

菅野の速球平均球速比較
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映像提供:GIANTS LIVE STREAM
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