体操女子五輪代表選手が30日オンラインで取材に応じ、日本代表エースの村上茉愛(日体ク)は「自分のやるべきことをすれば何かしらの結果がついてくると思う。悔しい思いをしないように練習1回1回を大切にして、メダルを取りに行きたいです」と五輪への意気込みを語った。
村上の代名詞でもある、ゆかの大技「シリバス」についても、「自分のプログラムをやる中で一番やめるわけがない技。今は基礎的なことをたくさんしているので、本番で良いものが見せられるように技術の改善をしています」と最終調整も順調であることを明かす。
今月16日に現役を引退した白井健三(日体大職員)についても触れ、「感じる気持ちや感覚は彼にしかわからないですが、たくさん注目されている分、大きな覚悟だったと思います」と語った。同い年で日体大で長らく練習を共にした村上は、21年間の競技生活をやりきった白井の決断に「幸せそうな顔をしていたので、体操が好きだったんだなと感じました」とほほえんだ。