3大会連続メダリスト・松田丈志さんが注目!レジェンドスイマー5人を紹介

女子自由形中長距離のケイティ・レデッキー(ロイター)
女子自由形中長距離のケイティ・レデッキー(ロイター)
松田丈志氏が選ぶ5人のレジェンド
松田丈志氏が選ぶ5人のレジェンド

 東京五輪では開会式翌日の7月24日に開幕し、前半戦で大きな注目を集める競泳。五輪では毎回新たなヒーローが登場してきたが、東京でもレジェンドが目白押しだ。

 2008年北京からロンドン、リオ五輪まで3大会連続メダリストで、スポーツ報知でも競泳評論を担う松田丈志さんに要チェックのスイマー5人を厳選してもらい、注目すべきポイントを聞いた。(取材・構成=太田 倫)

 【松田丈志さん 要チェックのスイマー5人】

 ◆男子自由形&バタフライ ドレセルが激戦短距離“魔法”で6冠

 多くのスター選手が東京にやってきますが、まずは自由形短距離、100メートルバタフライのケーレブ・ドレセル(米国)を挙げたいと思います。泳ぎのテンポが一見ゆったりして、必死感がないのに速い。圧倒的なパワーと繊細な技術に支えられた泳ぎは、魔法のようだと形容されています。19年世界水泳ではリレーを含め6冠でしたが、再現の可能性は十分。M・フェルプスよりもスプリンター寄りの選手で、激戦の短距離での6冠となれば非常に価値が高いでしょう。

 ◆男子100平泳ぎ ピーティーが圧倒フィジカルで押す

 100メートル平泳ぎの常識を変えたアダム・ピーティー(英国)。北島康介さん世代と彼の世代では、100平は“別物”になりました。減速と加速を繰り返す平泳ぎで、康介さんは美しいストリームラインでグライド時(かきとけりの間)の減速を最小限に抑え、効率よく泳いでいました。ピーティーはグライドの時間を短くし、速いピッチで水をかいて加速します。ストロークが増えれば、ウェートトレでいえば重りを持ち上げる回数が増えることと同じで、体への負担も大きいですが、圧倒的なフィジカルで押し切れるのです。

 ◆男子200mバタフライ ミラク粗削りも発展途上異次元タイム出る

 男子200メートルバタフライのクリシュトフ・ミラク(ハンガリー)も目が離せないですね。体もできあがっていないし、ターンやスタートも粗削り。まだ伸びしろがあり、1分50秒を切る可能性を持っています。手足が非常に長く、内側に切れ込むようなX脚も武器。「アホウドリ」の異名を取った往年の名スイマー、ミヒャエル・グロスをほうふつとさせます。200バタには瀬戸大也選手もいますが、競馬でいえばミラクが2、3馬身前。僕のベスト1分52秒97は高速水着の時代。50秒を切るのは想像がつかない世界ですね…。ここで紹介した男子3人はいずれも別次元。ライバルが見当たらないレベルです。

 ◆女子自由形 レデッキー、タイムも人格姿勢も完璧“女王”

 女子の筆頭は自由形中長距離のケイティ・レデッキー(米国)。身長(183センチ)も大きく、フォームもタイムも男子並みです。必ず前半から積極的に攻めますが、複数種目に出る選手がそれを貫くのは勇気が必要だし、体力的にもきつい。それでも決して楽して勝とうとはしません。レースへの姿勢や人格も含め、女王といって間違いありません。

 ◆女子100mバタフライ ショーストロム、池江の盟友が骨折から復帰へ

 100メートルバタフライなどのサラ・ショーストロム(スウェーデン)にも注目。池江璃花子選手のライバルとして有名ですが、2月に氷の上で滑り、右肘を骨折しました。19年世界水泳では闘病中の池江選手にメッセージを送りましたが、今回は逆に池江選手がSNSで励ましていました

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