侍ジャパン報奨金、金メダルなら1億5000万円 破格「億超え」で後押し

スポーツ報知
2019年のプレミア12を制した侍ジャパン。東京五輪での金メダルが期待される

 東京五輪に出場する野球日本代表「侍ジャパン」に破格の報奨金が用意されることが28日、分かった。日本オリンピック委員会(JOC)の報奨金とは別に、金メダル獲得で1人500万円を全選手と首脳陣に支給する。侍ジャパンの代表は24選手、首脳陣は6人で、金メダルの報奨金は総額1億5000万円に上る。五輪を巡る報奨金としては異例の額で、悲願の金メダル獲得を後押しする。

 2008年北京五輪以来3大会ぶりに五輪の舞台に帰ってくる野球に、ビッグボーナスが用意されることが判明した。関係者によると、メダルの色によって選手、首脳陣の一人ひとりに報奨金を支給する方針で、金メダルの場合は500万円に設定されているという。選手24人、首脳陣6人の計30人に対する報奨金は最大で1億5000万円。国内の1種目に対する報奨金では、ケタ違いの金額となる。

 五輪では、JOCからメダルの色によって報奨金が出るが、種目によって競技団体から支給されることもある。日本陸連(陸上)、日本ゴルフ協会(ゴルフ)はすでに、金メダルで2000万円の報奨金を発表。前回16年のリオ五輪では、ミキハウスが競泳の所属選手が金メダルを獲得した場合に5000万円を、JKAが自転車トラック競技の金メダル獲得で報奨金5000万円をそれぞれ用意した例があるが、“億超え”は異例中の異例だ。

 まして、野球はメダル獲得の可能性が高い競技。現在、世界ランキングは圧倒的1位で、金メダルの本命候補とされている。大盤振る舞いの背景には、シーズン途中にもかかわらず代表のために戦う選手の意欲を高めることはもちろん、国民的スポーツの一大イベントを最大限盛り上げたい考えもある。

 今回の報奨金は、侍ジャパン事業を手がけるNPBエンタープライズが用意する。昨年からの新型コロナウイルス禍で、19年の国際大会「プレミア12」を最後に代表戦は行われていない。大きな収入源となっている恒例の強化試合も実施できない苦しい状況下だが、選手の士気高揚によって最高峰のプレーが生まれ、それに伴い五輪を契機に多くの人々に野球に興味を持ってほしいという考えからボーナスを準備したようだ。

 銀メダル、銅メダルでも一定額を支給する方針で、JOCの報奨金額(金500万円、銀200万円、銅100万円)をベースに設定するとみられる。金メダル獲得時の1億5000万円(500万円×30人)から算出すれば、銀で総額6000万円、銅で同3000万円程度となりそうだ。

 侍ジャパンを率いる稲葉監督は17年の就任以来、「日の丸への熱を持った選手と戦いたい」と言い続けてきた。野球人気拡大へ、伝道師的な役割も担う侍たちは、破格の報奨金という後押しも受け、正式種目として初の金メダルを目指す。

◆JOCからは1億2000万円

 JOCから支給される報奨金は、競技に対しての金額ではなく、1人ずつに支給される見通しという。メダルや報奨金は選手のみが対象とみられる。代表24選手の野球が金メダルに輝けば、総額1億2000万円が支給されると予想され、団体競技のメダル獲得はJOCにとってうれしい悲鳴となりそうだ。侍ジャパンの選手は金メダルで500万円×2に出場手当などを含め、1000万円超を手にすることになる。

◆7月28日、開幕戦の相手にドミニカ共和国確定

 世界野球ソフトボール連盟(WBSC)は28日、東京五輪の野球で1次リーグの組分けと日程を発表し、日本は7月28日に福島県営あづま球場で行われる開幕戦でドミニカ共和国と対戦する。最新のWBSC世界ランキングに基づき、A組には日本(世界ランク1位)、メキシコ(5位)、ドミニカ共和国(7位)、B組には韓国(3位)、米国(4位)、イスラエル(24位)が入った。

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