山県亮太が五輪主将 石川佳純が副主将 旗手に八村塁と須崎優衣 JOCが最終調整

山県亮太
山県亮太
1964年東京五輪以降の日本選手団主将と競技成績
1964年東京五輪以降の日本選手団主将と競技成績

 東京五輪日本選手団の「顔」となる主将に陸上男子100メートル日本記録保持者の山県亮太(29)=セイコー=、副主将に卓球女子の石川佳純(28)=全農=の起用が決定的となっていることが28日、分かった。旗手は米プロバスケットボールNBAのウィザーズで活躍する八村塁(23)、レスリング金メダル候補の須崎優衣(21)=早大=を起用する方向で、日本オリンピック委員会(JOC)は最終調整に入った。

 山県は16年リオ五輪で400メートルリレーで銀メダルに貢献した。今月6日には100メートルで日本新の9秒95をマーク。18年ジャカルタ・アジア大会でも主将を務めるなど人柄や経験、知名度も申し分ない。この日は五輪代表内定会見で「自分の力をしっかり発揮すればいい結果がついてくる舞台でもあるので、頑張りたい」と語っていた。

 石川は初出場のロンドン五輪で日本初の団体銀、リオ五輪では団体銅と実績十分。卓球女子代表の主将は若手選手をサポートする精神的支柱としても欠かせない存在で、東京五輪では団体金メダルが期待される。

 JOCが旗手に求めるのは「これからの日本を担うホープ」。世界最高峰のNBAを舞台に戦う八村は知名度も高く、今後のさらなる飛躍が期待される。レスリングの須崎は17、18年世界選手権女王で金メダル候補の有望株。2人が7月23日に国立競技場で行われる開会式の入場行進で日の丸を掲げ選手団を先導する見込みだ。

 開会式の選手宣誓は男女1人ずつが行う方向で、ともに五輪メダリストの山県、石川が開催国の代表として大役を担う見通し。JOCはジェンダー平等の観点を意識し、夏季五輪では初めて副主将を置き、主将と合わせて男女で担う方針を決めていた。旗手も国際オリンピック委員会(IOC)が各国・地域に男女1人ずつの起用を求めていた。

日程考慮し選考

〇…主将、副主将、旗手の候補にはソフトボールの上野由岐子(ビックカメラ高崎)、体操の内村航平(ジョイカル)、競泳の池江璃花子(ルネサンス)ら複数がリストアップされていたが、JOCは競技優先を念頭に、日程面との兼ね合いを考慮したうえで人選した。開会式は7月23日で、山県は100メートル予選が31日、石川は26日の女子シングルス3回戦が初戦。八村の初戦は26日の予選リーグ・スペイン戦で、須崎は大会終盤の8月6日に登場する。

 ◆山県 亮太(やまがた・りょうた)1992年6月10日、広島市生まれ。29歳。鈴が峰小4年から陸上を始め、修道高(広島)時代の09年世界ユース選手権100メートル4位。11年慶大に進学。15年セイコー入り。五輪は12年ロンドン、16年リオの2大会連続出場。18年アジア大会100メートル銅メダル、400メートルリレー金メダル。今年6月の布勢スプリントで日本勢4人目の9秒台となる9秒95の日本新記録を樹立した。

 ◆石川 佳純(いしかわ・かすみ)1993年2月23日、山口市生まれ。28歳。6歳から卓球を始め、世界選手権は2007年大会の混合ダブルスで初代表。17年大会混合ダブルスで金メダル。12年ロンドン五輪団体銀メダル、シングルス4位。16年リオ大会は団体銅。全日本選手権は5度優勝。最新の世界ランクは10位。自己最高は3位。157センチ、51キロ。左利き。家族は両親と妹。

 ◆八村 塁(はちむら・るい)1998年2月8日、富山県生まれ。23歳。富山・奥田中からバスケットボールを始める。宮城・明成高で全国高校選抜優勝大会3連覇。U―17世界選手権で得点王に輝き、強豪の米ゴンザガ大へ進学。19年6月、日本人初のNBAドラフトで1巡目全体9位指名を受け、ウィザーズに入団。19年W杯で3試合に出場。父はベナン人、母は日本人。203センチ

 ◆須崎 優衣(すさき・ゆい)1999年6月30日、千葉・松戸市生まれ。21歳。東京・安部学院高出、早大4年。父の影響で6歳からレスリングを始める。全国中学生選手権と全国中学選抜選手権で3連覇し、中学6冠を達成。中学2年からJOCエリートアカデミーで腕を磨く。世界選手権は2017年48キロ級、18年50キロ級金メダル。153センチ。

山県亮太
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