苅部俊二氏、泉谷駿介13秒06は衝撃的な記録…総合的に優れた選手でメダル候補

3秒06の日本新記録で優勝した順大の泉谷駿介(カメラ・竜田 卓)
3秒06の日本新記録で優勝した順大の泉谷駿介(カメラ・竜田 卓)
男子110メートル障害
男子110メートル障害
陸上男子110メートル障害の日本歴代10傑
陸上男子110メートル障害の日本歴代10傑

◆陸上 日本選手権 最終日(27日、大阪・ヤンマースタジアム長居)

 男子110メートル障害決勝で、泉谷駿介(21)=順大=が13秒06(追い風1・2メートル)の日本新記録で初優勝し、自身初の東京五輪代表に内定した。従来の自己ベストを0秒24短縮し、16年リオ大会の優勝タイム13秒05に迫る好記録。五輪本大会では、一躍メダル候補に急浮上した。

 泉谷の13秒06は、衝撃的な記録だ。重心を高い位置でキープし、170センチ台の身長というハンデをみじんも感じさせない。さらに、バネの強さが推進力を生んでいる。1回スピードに乗ったら、全然落ちない。スタートから1台目までの歩数を8から7に減らし、序盤の加速もスムーズになった。高校時代には八種競技に取り組んだ器用さもあり、ジャンプやスピード、総合的に優れた選手だと思う。

 18年日本選手権で金井が14年ぶりの日本新となる13秒36。あのタイムが選手たちの心理面の壁を破り、近年の急成長の出発点になったと感じている。17年に桐生が9秒台を出した100メートルの選手層が一気に厚くなったのと同じ構図だ。東京五輪に13秒0台の持ちタイムで臨むということは、メダル候補だと言っていい。金井も十分戦う力はあるので、刺激し合って決勝の舞台を目指してほしい。(96年アトランタ五輪代表、法大監督・苅部俊二)

3秒06の日本新記録で優勝した順大の泉谷駿介(カメラ・竜田 卓)
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