【広島】森下暢仁 五輪へ8回116球1失点 ツーシーム多投で引き出し増えた

スポーツ報知
力投する先発・森下暢仁(カメラ・豊田 秀一)

◆JERAセ・リーグ 広島1―1中日(27日・マツダスタジアム)

 尻上がりに躍動感を増した。予期せぬ試練に見舞われた森下が周囲の不安を払拭した。「毎回、最近は立ち上がりが悪い。次は修正できるように」と反省の言葉ばかりを並べたが、8回8安打1失点。21日に接種した新型コロナウイルスのワクチンの副反応により、22日は自宅療養した。予定よりも1日遅れた登板。難しい調整を乗り越え、116球で役目を果たした。

 初回に3安打で失点したが、4回以降は二塁を踏ませなかった。苦戦した変化球の制球も中盤に安定。直球は6回以降に150キロ台が目立った。普段はあまり投げないツーシームも多投。捕手の石原によると「余裕があるときに試そう」と準備していた球を見事に操った。竜打線の直球狙いを察して解禁。投球術の引き出しも増やした。

 5月下旬には、コロナ感染者の濃厚接触者として隔離された。アクシデントが続く中、8戦連続クオリティースタート(6回以上自責3以下)と安定感が際立つ。「(体調は)全然問題ない」と即答した後に「でも、やっぱり疲れましたね」と言い直した。鯉の柱としてはもちろん、東京五輪でも侍ジャパンの先発の一角を担う男のたくましさが光った。

(安藤 理)

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