札幌山の手 柔道女子57㌔級で「高橋対決」 宥良が先輩破り全国へ・・・全道高校体育大会

決勝で対戦する札幌山の手・高橋宥(左)と高橋杏
決勝で対戦する札幌山の手・高橋宥(左)と高橋杏

◆全道高校体育大会▽柔道個人戦決勝(24日・苫小牧市総合体育館)

 女子7階級の個人戦が行われた。57キロ級決勝では札幌山の手同士の“高橋対決”が行われ、2年生・高橋宥良(ゆら)が出足払いで先輩の高橋杏奈(3年)を下して初優勝を飾った。

序盤からお互い譲らない。女子57キロ級決勝で実現した札幌山の手勢による女子57キロ級決勝で実現した“高橋対決”。激しい組み手の攻防が続いたが、残り1分38秒、高橋宥が出足払いで一本を奪った。最後の夏の全国出場を逃し、高橋杏は悔しそうに倒れ込んだまま。「初めて全道優勝してうれしいけど…。全国を目指していた杏奈さんをずっと横で見ていたので」。気持ちを察して感情を表に出さず、喜びはそっと胸の奥にしまいこんだ。

 出場者数最多の激戦区で、初めて先輩に勝った。高橋杏は3月の全国大会に出場するなどチームの中心選手で、身長も約10センチ高いため得意の内股は通用せず、小、中学の公式戦を含め高校でも「一度も勝ったことがなかった」。寝技が得意で「一度入ると逃れられない」と一瞬も気を抜かず、自らの技のキレに懸けた。担任でもある伊藤誠一監督(45)が「どっちも勝てという気持ちでした」と見守るなか、大一番で強さを発揮した。

 決勝前、高橋杏から「頑張ろうね」と声を掛けられ、握手を交わした。柔道に対して熱く、後輩を熱心に指導する姿は目標だった。「手を抜く訳にはいかない。割り切ってやろう」。5月に右肘を痛め今大会の出場も迷った。だが握った手の平から伝わった思いに応えるべく、気持ちのギアを一段階上げ、最後まで戦い切った。

 次は全国だ。自身は小、中学を含めて初めての大舞台。札幌山の手女子勢として唯一の出場となる。「全国を経験した事がないのでまずは知りたい。内容にこだわって戦って杏奈さんの分も頑張りたい」。先輩の思いを背負って畳に立つ。

(西塚祐司)

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