坂本龍馬が出演しない可能性が濃厚 薩長同盟で江戸幕府危機…NHK大河「青天を衝け」第20回みどころ

NHK大河ドラマ「青天を衝け」第20話より、徳川慶喜(草ナギ剛、左)に抱きかかえられる家茂
NHK大河ドラマ「青天を衝け」第20話より、徳川慶喜(草ナギ剛、左)に抱きかかえられる家茂

 俳優の吉沢亮が実業家の渋沢栄一を演じるNHK大河ドラマ「青天を衝け」(日曜・後8時)の第20回「篤太夫、青天の霹靂(へきれき)」(27日放送)で、江戸幕府に衝撃が走る。

 第14代将軍・徳川家茂(磯村勇斗)が倒れ、栄一(ドラマ内では篤太夫)の主君・慶喜(草ナギ剛)が後継になることが不可避に。殿を思う栄一も、不穏な日々を送ることになる。

 先週放送の第19回「勘定組頭 渋沢篤太夫」では、家茂率いる幕府軍が長州征討に苦戦している様子が描かれた。一つ気になったのが、長州が強くなった理由を「この頃、薩摩は朝敵である長州と『薩長同盟』を締結」とナレーションによる説明だけで済ませたこと。大きな何かがスルーされているのではないか。

 1864年の禁門の変で直接対決するなど、因縁たっぷりの薩摩藩と長州藩。両者を結びつけたのが海援隊や船中八策で知られる坂本龍馬だというのは有名な話。幕末期の偉人として人気、知名度は抜群だ。2010年には「龍馬伝」(主演・福山雅治)のタイトルで大河ドラマにもなった。実際の言葉かどうかは不明だが、歴史漫画やグッズなどで「これが日本の夜明けぜよ」という土佐弁混じりのセリフを聞いた人も多いはずだ。

 個人的にも誰が龍馬を演じるのか、気になっていた。しかし、薩長同盟が結ばれたことで登場しない可能性が濃厚になった。しかも、今後フランスへと旅立つ栄一にとって、龍馬はますます関係の薄い存在になる。ネット上でも「出ないことに好感!」「寂しい」「わしゃあでんのかな・・・」などと盛り上がっている。

 番組関係者によると「あまり先のことは分かりませんが、近々で出演予定はありません」とのこと。幕末ものの作品で坂本龍馬が出演しないのは異例。とはいえ、龍馬はストーリーの中心にいる栄一や慶喜と直接の接点はない。登場人物と場面の多彩さが人気の一因になっている今作でも、描ききれないのかもしれない。吉田松陰ファンの私も松陰を始め久坂玄瑞、高杉晋作はそのうち出るのかな?と楽しみにしていた時期もあった。

 第19回の世帯視聴率は13・6%。同時間帯ではテレビ朝日系「ポツンと一軒家」に次ぐ高い数字だった。先日、東京五輪・パラリンピック関連の放送で「青天を衝け」の放送が5回分休みになることが発表された。SNS上では栄一風に「承服できねぇ」と怒る声、「えーーーー」と悲しむ意見が相次ぎ、人気の高さをうかがわせている。

(NHK担当・浦本将樹)

※視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区

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