【宝塚記念 レイパパレの誇り<4>】母系は高野調教師の師匠・松田国英元調教師のブランド凝縮

スポーツ報知
2月末、高野調教師(右)は引退する師匠の松田国英氏と記念撮影

◆第62回宝塚記念・G1(6月27日・芝2200メートル、阪神競馬場)

 師の思いを受け継ぐような存在だ。レイパパレの血統は母のシェルズレイだけでなく、その両親であるクロフネもオイスターチケットも、高野調教師が開業前に助手で所属していた松田国英厩舎の管理馬。マツクニブランドが凝縮された母系だ。「本当にすごい功績を残されているんだなと思います」と、2月末で引退した師匠に思いをはせる。

 血をつなぐ―。その重さを十分に分かっている。帯広畜産大ではコーチも監督もいない馬術部で仲間たちとすべてを決める中で馬を知り、卒業後は在学中もOBの紹介で馬に乗っていたノーザンファームに就職。生産者としての経験は今も胸に根付いている。「牝馬のマーケット評価の大切さを知っているから、できるだけ評価を上げた状態で牧場に返さないといけないと最初から強く思ってきたんです。その馬の評価は母系全体にもつながっていきますから」と力を込める。

 他にもキングカメハメハなど数々の名種牡馬を残した偉大な師匠の背中を、ずっと追いかけてきた。「仕事に一切妥協しない、自分の強い信念を持っている人でした。そこにはまだ遠く及ばないけど、目指すべきところだし、その思いは変わりません」

 レイパパレと歩む日々は常に強い信念があった。春のクラシックに見向きもしなかった新馬勝ち後を始め、馬の状態を最優先でローテを決定。この中間も初の距離を懸念しながらも能力の高さを信じ抜き、今まで通りの調整を全く変えなかった。「今後、どういう成績(評価)をつけてあげられるか、今回が大きな指標になるような気がします」。常に先を見据える視線は愛馬への信頼に満ちあふれている。強い気持ちを胸に、新たな歴史を刻む戦いに打って出る。(特別取材班)=終わり=

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