DeNAの三浦大輔監督が24日、レギュラー陣の故障による長期離脱を防ぐため、休養制度を導入する考えを示唆した。
DeNAは開幕からなかなか勢いに乗れなかったが、交流戦で9勝6敗3分けで球団最高タイの3位に食い込むなど逆襲への兆しを見せた。投手を除く8つのポジションはほぼ固定されて、打線も機能していた。
だが、長期離脱には至っていないとは言え、オースティンが交流戦中に左太もも裏を痛め、交流戦後には牧も腰の張りを訴えて4試合連続でスタメンを外れた。22日の巨人戦(金沢)でも伊藤光が腰の違和感を訴えて途中交代。23日の巨人戦(富山)では、相手投手との相性などを考慮してソトがスタメンから外れるなど、アクシデントが続いている。
内野では二、三、遊撃を守れる柴田が左肩脱臼から復帰したことで、レギュラー陣をベンチスタートさせることも可能になった。実際に23日はソトが抜けた一塁に牧が回り、二塁を柴田が守って、柴田は初回に1号ソロを放った。三塁の宮崎、遊撃の大和もベテラン。今後も柔軟に使い分けていくか問われた三浦監督は「そういうプランも出来るかなと思います」と示唆した。
東京五輪前の7月6日からは9連戦も組まれており、「ここのところけが人も出てきているので、しっかりとその辺の負担も考慮しながら考えていきたいと思います」と、レギュラー陣の状態を慎重に見極めながら、場合によってはスタメンから外す可能性もありそうだ。