北海高校が2年連続で男女そろって柔道制覇・・・全道高校体育大会

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◆全道高校体育大会▽柔道団体戦決勝(23日・苫小牧市総合体育館)

 柔道は男女団体戦が行われ、北海が2年連続5度目のアベック優勝を飾った。男子は決勝で東海大札幌を代表戦の末に下し、2大会連続22度目、女子は4大会連続8度目の優勝を果たして、それぞれ全国高校総体(8月、長野)の出場を決めた。

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 ▽男子決勝

北海(代表戦勝ち)2―2東海大札幌

●岡本翔太 合わせ技 中沢完太〇

〇能戸皓暉 僅差 永岡歩●

〇河田陸久斗 小内巻き込み 川島渓太●

木元航雅 引き分け 五十嵐大陸

●吉田龍真 僅差 橋本虎弥〇

〇河田陸久斗 優勢 中沢完太●

 涙があふれた。北海の男子メンバーは優勝を決めると、目を真っ赤にして肩を抱き合い喜んだ。2大会連続のアベックV。女子は順当に力を発揮すれば優勝が見えていたが、男子は東海大札幌に現チームで3度敗れていた。組み合わせも強豪ブロックに入り斎藤順道監督(42)は「難しさと信じる気持ちが半々。厳しい戦いながらも選手たちが何とか頑張ってくれた」と振り返った。

 宿敵を倒した。決勝の東海大札幌戦は2―2で代表戦になだれ込む接戦。最後は河田陸久斗主将(3年)が得意の背負い投げで技ありを奪い優勢勝ち。“4度目の正直”で破り「悔しい思いをずっとしてきて、毎日、勝つとチーム一丸でやってきた」。練習ではライバルの映像を見て常に研究して対策を練ってきた。斎藤監督は「相手が近寄ってくっつきたい場面でもこれまでの反省を生かして距離をとって我慢できた。妥協しないでやってきた結果」とたたえた。

 OGの活躍も刺激になった。女子・秋場芽依(3年)の姉で今月に開催された世界選手権(ハンガリー)男女混合団体優勝メンバーの秋場麻優(23)=ALSOK=が4月に約1か月、自身の練習も兼ねて部の練習に加わった。全員がトップレベルを肌で感じてそれぞれが成長。河田主将が受けた助言は「世界を目指すなら日本一」。3月の全国選手権個人戦81キロで5位だった河田主将はその言葉に刺激を受け、最後の夏に向け気合十分だった。

 全国総体には前回開催の19年に続いて男女ともに出場する。「チーム力を上げて日本一」と河田主将。一つ壁を乗り越えた北海が勢いに乗って上を目指す。(西塚 祐司)

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 ▽女子決勝

北海 3―0 札幌日大

〇秋場芽依 横四方固め 佐藤生歩●

〇淡路弓侑 合わせ技 山崎陽茉理●

〇渡辺天海 不戦勝●

 早業だった。女子の北海は決勝・札幌日大戦で不戦勝を含め3―0で勝利。先鋒戦では秋場が横四方固めで抑え込み、わずか42秒で白星を挙げ優勝を引き寄せた。初戦から1人も負けない完全優勝。先鋒としてオール一本勝ちでチームを勢いづけた秋場は「うれしい気持ちでいっぱいです」と笑みを浮かべた。

 この“速攻”こそがコロナ禍の1年間の集大成だ。準決勝・決勝の試合時間は従来4分間だったが、コロナ対策として今年は3分間に短縮された。斎藤監督は「その間でどれだけ自分の持ち味を出せるかが大事」と言う。チームは昨春から練習時間が減った事もあり、1分など短いセットを設定。その影響もあり早い仕掛けを徹底してきた成果が表れた。

 前日22日に世界選手権男女混合団体優勝メンバーの姉・麻優から電話をもらった。秋場は「落ち着いてやれば大丈夫と言ってくれた。1戦1戦集中できました」と励みになったという。麻優は総体団体戦で3年時に当時は最高成績となる16強入り。秋場は「まずはその成績を越えたい」と目を輝かせた。

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