23日放送のTBS系「ひるおび!」(月~金曜・午前10時25分)では、競技会場での酒の提供を認めることを検討していた東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会が、一転して酒類の提供を断念する方針を固めたことを報じた。
政治ジャーナリストの田崎史郎氏が「まだ決定していない中で、マスコミが取材をしてお酒の提供を出来ると。その時に各都道府県の方針に従ってお酒を提供しますと言っておけば、こんなに批判を受けなかったんじゃないかと思う」と話したことを受け、出演者から異論の声が続出した。
まず、司会の恵俊彰が「田崎さんがおっしゃった情報の出し方よりも、お酒を出すということ自体が抵抗感が強いと思う」とコメント。
これを受け田崎氏は「お酒を出すかどうかの検討をしているわけですよ。お酒を出すと決めているわけでは、全くないわけですよね」とあくまで検討段階だとした。
政治アナリストの伊藤惇夫氏が「だから、検討自体が私は全く理解できないと言っているんですね」と話した。田崎氏が「検討してもいけないんですかね。考えても」と疑問を口にすると、「いけないと思いますよ」ときっぱりと言い放った。
改めて恵も「(検討するのも)いけないと思いますよ。観客を入れるのもやめておこうという声だって多いわけですから。そこで開会式は2万人になる。お酒を飲んでいいですよって、何でもありみたいな、大パーティーになるじゃないですか」と反論すると、田崎氏は「そうですか」とポツリ。
意見を求められたリモート出演の伊藤聡子さんも「いやあ、ちょっとそれは難しいんじゃないですかね。難しいというよりも、なしでしょう。なしですよ。検討もちょっとビックリという感じですね」と見解を示し、デーモン閣下も「我が輩も伊藤惇夫さんに1票で。検討しているという報道が流れた段階で、思わず『何考えているんだ、このバカ』って口に出して言っちゃったもん。大臣とか組織委員会の人が出てくるたびに、カチンとなる内容が多いけど、不愉快になってきましたねオリンピック。オリンピックを取り扱うなら、番組を休もうかと思うぐらい嫌悪感が」と語った。