三笘薫、1年延期の「チャンス」生かし五輪滑り込み…昨季Jで13得点12アシスト

スポーツ報知
三笘薫

 日本サッカー協会は22日、東京五輪に臨むU―24日本代表メンバー18人を発表した。MF久保建英(20)=Rマドリード=、MF三笘薫(24)=川崎=らが順当に選ばれ、サプライズはなし。25歳以上のオーバーエージ(OA)3人を含めたA代表経験者は16年リオ五輪から9人増の15人と“歴代最強メンバー”がそろい、オンラインで会見した森保一監督(52)は史上初の金メダル獲得を目標に掲げた。チームは7月5日から最終合宿を行い、同22日に南アフリカとの初戦を迎える。

 少しの安心感と、東京五輪で戦えるうれしさが表情ににじみ出ていた。アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)1次リーグの開催地、ウズベキスタンからオンライン取材に応じた三笘は「メンバーに入るか入らないかは緊張して見ていたし、安堵(あんど)した思いがあった。すごく身が引き締まるし、金メダル獲得に貢献できるように頑張っていきたい」と決意表明した。

 昨季は筑波大から川崎に加入したばかりで、五輪メンバー入りは厳しい立場だった。だが1年延期されたことで大きく人生が変わった。「自分としてはすごくチャンスだととらえてやってきた。Jで活躍できれば、自然と東京五輪で戦えるチャンスがあると思っていた」。その言葉通り、昨季は13得点12アシストと大活躍し、リーグ優勝に貢献。今季もここまで8得点をマーク。6月の代表活動でも、U―24ガーナ戦では1得点、ジャマイカ戦では1アシストと結果を残し、メンバー入りをつかんだ。

 三笘と同じく昨季、順大から川崎に入団した旗手も、1年延期を生かした一人。もともとはFWや2列目を本職としてきたが、昨年12月からチームに負傷者が出たことで左サイドバック(SB)に挑戦。そこで高いパフォーマンスを発揮し、ユーティリティー選手としての地位を確立した。「SBをやらなかったら今回の五輪には入っていない。この1年で評価を上げられたのが大きい」と振り返る。

 東京五輪チームが発足した17年12月のタイ遠征に2人とも大学生ながら招集された。世代別を通じて初代表だった三笘は「意外と近くにあるなと感じた」とあの時から常に東京五輪を意識してきた。「すごく大きな大会。人生の大きな転換点だと思っている」。その思いを五輪の舞台でぶつける。(井上 信太郎)

 ◆川崎下部組織から5人選出 今回、5人の川崎下部組織出身者が選ばれた。板倉と三好、1学年下の三笘、さらに1つ下の田中は、小学生時代からともにプレーしてきた。この4人と時期は重ならないが、久保も小学3年から1年半在籍。三笘は「フロンターレのアカデミーに携わってくれた指導者の方々のおかげ。刺激を受けて切磋琢磨(せっさたくま)してやってきた結果だと思いますし、世界で通用するところを見せたい」と喜んだ。

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