「ボルテスV」主題歌は「素晴らしい音楽の贈り物」…作曲した小林亜星さんをフィリピン大使館が追悼

フィリピンで人気の「ボルテスV」(C)東映
フィリピンで人気の「ボルテスV」(C)東映

 心不全のため5月30日に亡くなった作曲家・小林亜星さん(享年88)が主題歌を作曲したロボットアニメ「超電磁マシーン ボルテスV(ファイブ)」(1977~78年)が幅広い世代の人気を集めているフィリピンからも悼む声が上がった。駐日フィリピン大使館がこのほどスポーツ報知に「数多くの名曲を世に送り出した作曲家、小林亜星さんの訃(ふ)報の知らせに、駐日フィリピン大使館は、深い哀しみを覚えております」との追悼コメントを寄せた。

 「ボルテスV」はフィリピンでは78年から放送され、最高視聴率58%の大ヒット。中でも、ちょっと切ないメロディーが印象的なオープニング曲「ボルテスVの歌」(歌・堀江美都子)は、“第2の国歌”と呼ばれるほど浸透し、当時、独裁体制を敷いていたマルコス大統領が人気の高まりを危惧して放送中止を命じたという都市伝説も生まれた。

 マルコス政権が倒れた後も何度か再放送され、99年にも視聴率40%を突破。昨年にはCGを駆使した実写版「ボルテスV・レガシー」のテレビ放送も発表された。

 同大使館は「小林亜星さんは、人気長寿アニメ番組『超電磁マシーン ボルテスV』の曲を通して、世代を超えた多くのフィリピン人に愛され、慕われておりました」とし、「アニメを見ながら、大好きな『ボルテスVの歌』や『父を求めて』(エンディング曲)を口ずさんで成長した何百万人ものフィリピン人ファンに代わり、小林亜星さんの届けてくださった素晴らしい音楽の贈り物に感謝申し上げます。亜星さんの曲は、これからも多くのフィリピン人の心の中に生き続けるでしょう」と感謝した。(増村 花梨)

 ◆超電磁マシーン ボルテスV 大ヒットした「超電磁ロボ コン・バトラーV」(1976年4月~77年5月)の後を受けて、77年6月~78年3月にテレビ朝日系で放送されたロボットアニメ。宇宙のかなたから来襲したボアザン帝国から地球を守るため、巨大ロボ・ボルテスVに搭乗して戦う5人の若者の姿を描く。ボルテスVは戦闘機や装甲車などそれぞれが操縦する5機が「ブイ・トゥギャザー!」の掛け声で合体して完成する。「コン・バトラーV」の主題歌も小林さんが手掛けた。

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