照ノ富士、V3で綱一発取りだ…「チャンスつかみたい」…名古屋場所7月4日初日

照ノ富士
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 日本相撲協会は21日、1年4か月ぶりの地方開催となる名古屋場所(7月4日初日、ドルフィンズアリーナ)の新番付を発表した。コロナ感染予防の観点から名古屋ではなく東京での番付発表となったこの日、初の綱取りに挑む大関・照ノ富士(29)=伊勢ケ浜=は都内の部屋でオンライン会見。「チャンスをつかみたい」と一発回答を誓った。若隆景(26)=荒汐=と明生(25)=立浪=が共に新三役に昇進。一山本(27)=二所ノ関=が新入幕を果たした。

 冷静な口調にも、綱取りへの自信がにじんでいた。初めて横綱昇進に挑む照ノ富士は「チャンスが目の前に来ていますので。できる限り頑張ってチャンスをつかみたい」と語った。気負いを感じさせない様子に質問が飛ぶと「いつも緊張しているように見えますかね? あまりしていないと思うんだけど」。穏やかに、笑みも交えて答えた。

 21場所ぶりに大関復帰した夏場所で2場所連続、自身4度目の優勝を飾った。再入幕の昨年7月場所からは3度の優勝。師匠でもある伊勢ケ浜審判部長(元横綱・旭富士)は「(名古屋場所で優勝に)準じる成績を出せばそういう話も出てくる」と弟子の綱取りを明言している。

 一度は両膝のけがなどで序二段まで陥落。「(横綱に)なった人にしか分からないことがいっぱいある。だからこそ経験してみたい」と照ノ富士。3場所連続優勝を果たせば、文句なしの一発回答となる。

  名古屋に向けては、日々部屋の関取衆と稽古に励んでいるという。地方開催は約1年4か月ぶり。看板力士として「協会全体的に、相撲ファンのためにこういう場を作ってくれている。自分も少しでも力になれるように」と思いは強い。約4年ぶりの対戦も見込まれる横綱・白鵬戦も、注目の一番だ。「自分の相撲を取り切って、15日間千秋楽で力を絞り出したという思いで、最後笑っていたいなと思う」。最高位への挑戦は、笑顔で終えてみせる。(大谷 翔太)

 ■スピード大関通過

 1958年の年6場所制以降では北の湖、千代の富士、朝青龍が大関在位3場所で横綱に昇進しており、これが最速。昭和以降となると、双葉山と照国の2場所が最速となる。照ノ富士は今場所が再大関から2場所目だが、陥落前に14場所在位しており、トータルでは16場所目。そのためスピード記録にはならない。

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