【巨人】ビエイラ15戦無失点の秘密は縦へ鋭い「魔球スライダー」 被打率脅威の0割6分9厘

スポーツ報知
ビエイラ

 巨人のチアゴ・ビエイラ投手(28)は5月3日以降、15試合連続無失点と抜群の安定感を誇っている。160キロ超えの直球、ツーシームが最大の武器だが、今季はスライダーの被打率が29打数2安打、0割6分9厘と“魔球”になって打者を圧倒している。来日2年目右腕の進化に迫る。

  ビエイラは自信を持って“魔球”を投げ込んだ。20日の阪神戦(甲子園)。1点リードの9回1死二塁から代打・糸井を内角141キロで見逃し三振、続く近本は内角144キロで空振り三振に抑えた。いずれもキレ味抜群の高速スライダー。セーブを挙げて絶叫した。

 自己最速は米国時代の167キロで、来日後は最速164キロを計測。シュートしながら微妙に動く速球・ツーシームも161キロを計測する。ただ今季、それ以上に威力を発揮しているのが140キロ台中盤の高速スライダー。この球種が結果球になった打席は29打数2安打、15三振、被打率0割6分9厘とほぼ打たれていない。

 来日2年目の今季、2月のキャンプでは握りなどを確認しながら、熱心にスライダーを練習していた。普段から「もっと野球がうまくなりたい」と研究熱心。昨年、初めて日本野球を経験し、速球一本では通用しないと考えたようだ。オフからスライダーを磨き、昨年以上に鋭く、縦に曲がるように改良された。5月に不振のため約2週間、登録抹消となったが、その際にファームでシャドーピッチングを繰り返し、良い感覚を取り戻した。

 今季の投球割合は直球、ツーシームの“速球”が68%、スライダーが30%、スプリットが2%。各球団に今年のスライダーのデータは回っているだろうが、打者からすれば160キロ台の速球と高速スライダーの2種類を頭に入れて対応するのは困難だ。守護神デラロサが左足違和感で離脱中のため、主に9回を任されているビエイラが“魔球”を武器に進化を続けている。(巨人担当・片岡優帆)

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