照ノ富士 綱取りへ「なった人にしか分からないことがある。だからこそ経験してみたい」

照ノ富士
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 日本相撲協会は21日、名古屋場所(7月4日初日、ドルフィンズアリーナ)の新番付を発表した。綱取りに挑む大関・照ノ富士(伊勢ヶ浜)は東大関に。この日、都内の部屋でリモート会見を行い「チャンスが目の前に来ているので。精いっぱい準備をして、できる限り頑張ってチャンスをつかみたい」と意気込みを語った。

 21場所ぶりに大関に復帰した夏場所では12勝を挙げ、春から連覇。再入幕だった昨年7月場所からは3度目の優勝で、師匠でもある伊勢ケ浜審判部長(元横綱・旭富士)は「1年で3回も優勝しているし、2場所連続で優勝。(来場所、優勝に)準じる成績を出せばそういう話も出てくる」と、弟子の今場所での綱取りを明言している。

 横綱という地位について、照ノ富士は「やっぱり、力士になった人はみんな目指してる一番の地位ですし、なった人にしかわからないことが一杯ある。そういう地位だろうなと思うけど、だからこそ経験してみたいというか。そういう思い」。これまでの経験を振り返り「若い衆だった頃に関取になるとこれだけ変わるんだという気持ちはありましたから。その後に幕内、三役、大関全部でちょっとずつ変わる部分もあるので」と語った。

 師匠からも「『チャンスが目の前に来ているから、準備して頑張れ』ということを言われています」。場所への緊張感を問われても「いつも緊張していますか? 自分」と、落ち着いた笑みすら浮かべた。本場所に向けては日々、部屋の関取衆と稽古を行っているという。一度大関から序二段に陥落する一因ともなった両膝の古傷や、現在の体の状態については「大丈夫です」と言い切った。

 1年4か月ぶりに地方開催となる名古屋。進退をかけ出場するとみられる横綱・白鵬(宮城野)とは約4年ぶりの取組も予想されるが「自分のことで精いっぱいですから」。3連覇で、文句なしの昇進へ「結果は、常に言っている通り後からついてくる。目の前の一番に集中してやるだけなので。自分の相撲を取り切って、15日間千秋楽で力を絞り出したという思いで、最後笑っていたい」と力強く語った。

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