【ヤクルト】 奥川恭伸、父に届けた3勝目…自己最長7回を4安打無失点「勝利の報告ができれば」

スポーツ報知
3勝目を挙げた奥川恭伸(中)と川端真吾(左)はお立ち台でガッツポーズ(カメラ・越川 亘)

◆JERAセ・リーグ ヤクルト2―1中日(20日・神宮)

 奥川の表情は晴れやかだった。父の日に迎えた先発マウンドで自己最長の7回を投げ、4安打無失点で3勝目。「(父・隆さんが)試合を見ていてくれたと思うので、勝ちを届けられたことは良かった。打線にも感謝の気持ちを忘れずに、勝利の報告ができれば」。カード勝ち越しに導く好投に多くの拍手が送られた。

 冷静な状況判断が勝利を引き寄せた。最大のピンチは6回。2死二塁から高橋周、ビシエドに連続四球を与えたが、「勝負しながらカウントが悪くなったら無理をせずに」と計算通りの四球。2死満塁では、それまで2打数無安打に封じていた堂上にスライダーを2球続けて二ゴロに仕留めた。

 “父の教え”が、今も人生の指針だ。星稜高時代、世代屈指の好投手としてメディアに注目された時期に隆さんから「謙虚でいることと、感謝の気持ちを持ち続けなさい」と助言を受けた。「感謝と謙虚の気持ちはしっかり持ち続けたい」と心に刻んでいる。

 打線は先発全員が無安打に封じられながら、代打・川端の決勝2ランが飛び出し、巨人と並んで2位をキープ。上位を争うチームの中で、誰よりも謙虚でひたむきにエースの階段を上っていく。(小島 和之)

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