大谷翔平、日本人初の本塁打競争出場決定!20号「ロケット弾」&キング1差21号の2年ぶり2発

スポーツ報知
大谷翔平(ロイター)

◆米大リーグ エンゼルス11―3タイガース(18日・アナハイム=エンゼル・スタジアム)

 エンゼルスの大谷翔平投手(26)は18日(日本時間19日)、本拠地でのタイガース戦に「2番・DH」で出場。20、21号を放ち2年ぶりの1試合2本塁打をマークした。試合前には、日本人選手として初めて、オールスター戦前夜祭として7月12日(同13日)に行われるホームランダービー(デンバー)に出場することが決定。日本人歴代最速ペースで本塁打を積み重ねる男が、ダービー出場御礼&優勝予告弾をぶっ放した。

 球場中から「MVP!」コールがわき起こる。これまでに数々の伝説を作ってきた大谷が、新たな1ページを記した。試合前、日本人として、投手で先発登板した選手として、史上初めてのホームランダービー出場が決定。快挙を祝福し、早くもダービー優勝を予告するかのような本塁打を右、左に打ち分けて、“SHO TIME”を演出した。

 「常にセンターを狙ってコースによって左右に飛んでくれたらいいと思っています」

 涼しい顔で振り返った2年ぶりの1試合2発。5回に放った20号ではメジャー屈指のパワーを見せつけた。ウレーニャの内角シンカーを引っ張った打球はライナーで右翼フェンスを越えた。打球角度は自身のメジャー67本中、最も小さい「18度」。現地放送局の実況アナが「ロケット!」と表現した一発で3年ぶりに20本塁打を達成したが、まだ続きがあった。

 8回の第5打席。今度はヒメネスの内角チェンジアップを流した打球が、左中間に消えた。逆方向への打球が失速せずに本塁打になる、特有の当たり。技ありの21号で、ダービー出場も見込まれるア・リーグトップのゲレロ(Bジェイズ)に1本差に迫り、「MLB・com」は公式ツイッターで「ホームランダービーのウォーミングアップをしている」とつぶやいた。

 イチローも松井秀喜もなしえなかったダービーへの出場だが、順調に二刀流ができている現状を踏まえて、打診を受けてから即答はしなかった。だが「力自慢の人がいっぱい集まる中で、どれだけ自分ができるか興味がある」という思いが勝った。体力消耗や不振のきっかけになることを心配する声も聞いているが、「何事も経験しないと分からない」。投打同時出場で3勝目を挙げた登板翌日に2発を放つのだから、スタミナは心配ないだろう。

 戦いの舞台は高地にあり打球が飛びやすいとされるクアーズ・フィールド。「せっかくならば誰よりも遠くまで飛ばせるように。出るからには(優勝を)目指したいと思っています」。04年に日本人最多の31本塁打を打った松井秀を超える最速ペースでアーチをかける大谷は、誇りをかけて、世界一のホームラン打者に成長したことを証明する。

 ◆本塁打競争 1985年に始まった球宴前夜祭の人気イベント。球宴出場選手から8人を選抜し1回戦、準決勝、決勝で競う。日本のようにスイング回数ではなく4分間に何本打てるかで決める(途中休憩あり)。飛距離440フィート(約134メートル)以上の本塁打を2本打つと30秒間のボーナスタイムが追加される。打撃投手は選手が自由に選べ、大谷はエ軍ブルペン捕手のジェーソン・ブラウン氏を指名。優勝賞金は100万ドル(約1億1000万円)。

 ◆ヤンキース・松井秀喜とのペース比較 1試合2発を放った大谷は、チーム70試合目で21本塁打をマークした。これまで、20号到達の日本人最速は04、07年の松井秀喜のチーム106試合目だった。大谷はこのままのペースでいけばシーズン49本に到達。けがや長期のスランプがなければ、日本人最多、04年の松井秀喜の31本を更新することは確実な情勢だ。

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