6月19日の東京11R・スレイプニルS(3歳上オープン、ダート2100メートル)は、5番人気でキングカメハメハ産駒のハヤヤッコ(牡5歳、美浦・国枝栄厩舎)が、最後方から伸びて5戦ぶりに勝利を挙げた。勝ち時計は2分8秒0。
道中は最後方に構えた。リズムよく運んで直線に向くと、メンバー最速の上がり3ハロン35秒6の末脚を繰り出し、2着バンクオブクラウズに3/4馬身差をつけた。白毛馬の勝利に、ゴール前は大きな拍手が上がった。田辺裕信騎手は「良いときと悪いときのギャップがある。使って調子を上げていたし、厩舎がうまく立ち直していて、道中ものびのび走っていた。湿った馬場が良かったし、ペースが流れてくれたのもこの馬には良かった」と振り返った。
次走は未定だが、管理する国枝調教師も「リズムよく行ってくれたのでしまい伸びてくれた。気分良く走れれば能力を出してくれる」と満足げだった。