NHK大河「青天を衝け」栄一が天狗党ショックに悩みながらも本領発揮! 将軍・家茂に異変…第19回みどころ

NHK大河ドラマ「青天を衝け」第19回より吉沢亮演じる渋沢栄一
NHK大河ドラマ「青天を衝け」第19回より吉沢亮演じる渋沢栄一

 俳優の吉沢亮が実業家の渋沢栄一を演じるNHK大河ドラマ「青天を衝け」(日曜・後8時)の第19回「勘定組頭 渋沢篤太夫」(20日放送)で、一橋家の家臣となった栄一(ドラマ内では篤太夫)が商才を発揮し始める。

 一橋領の備中(現在の岡山)で収穫される木綿を、今でいうブランド化をして価値を高めることに成功。また、商売を盛んにするために紙幣の流通にも取り組む。主君・徳川慶喜(草ナギ剛)は栄一を「勘定組頭」に任命。現代の企業だと財務部長くらいの役職だろうか。歴史で学んだ「第一国立銀行を設立した人物」という知識が改めてよみがえってくる。

 前週の第18回「一橋の懐」では、幕府に攘夷を迫る水戸藩士を中心とした「天狗党」の最期が描かれた。武田耕雲斎(津田寛治)、藤田小四郎(藤原季節)が処刑。藤田はかつて栄一と攘夷の思いで意気投合した間柄だけに、栄一は今や権力側となってしまった自分自身を責める。

 第18回のテーマは“変節”だった。かつて攘夷に命をかけたはずの、栄一の相棒・喜作(ドラマ内では成一郎)は「俺は! 攘夷などどうでもいい」と衝撃の発言。栄一たちだけではない。かつて攘夷を唱えていたはずの薩摩藩や長州藩も、英国と手を組み軍備を整えて倒幕へと向かった。番組中盤に登場した徳川家康(北大路欣也)も「何という変わり身だ…」と驚きの声をあげたほどだ。

 昨日の敵は今日の友、というのは幕末に限ったことではない。誰もが学校や会社で体験することもあるし、永田町でも選挙が近いと批判し合っていた政党同士が急接近し始める。「初志貫徹」という言葉もあれば「臨機応変」という熟語もある。ドラマ内でも天狗党、栄一、どちらかに肩入れするわけでもなく、双方の心境が分かりやすく描かれている。

 ドラマが開始前の2月に吉沢をインタビューした時の言葉が印象的だった。記者が「渋沢栄一はどんな人か?」と聞くと「『こんな人』と一言では言えないです。エネルギッシュなんですけど、信条がぶれることもあるし、そのぶれ方も面白い」と表現に困っていた。

 第19回では第14代将軍・徳川家茂(磯村勇斗)が倒れ、栄一の主君・慶喜の出番が近づく。栄一の巨大なエネルギーがどこに向かうのか楽しみにしたい。

 なお第18回の世帯視聴率は14・2%。時間帯1位はテレビ朝日の人気番組「ポツンと一軒家」の15・9%に譲ったが、週間視聴率ランキング(弊紙調べ)では7位。ベスト10には入り続けている。

(NHK担当・浦本将樹)

※視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区

NHK大河ドラマ「青天を衝け」第19回より吉沢亮演じる渋沢栄一
吉沢亮演じる渋沢栄一は商才を発揮し始める
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